転機は「2016年」 フジ月9とTBS火10、人気ドラマ枠はなぜ「攻守逆転」したのか?
2020年10月18日
ライフかつて「ドラマといえばフジ月9」と言われた時代がありました。2020年現在、勢いがあるのはTBSテレビの「火10」枠。両者はなぜ“攻守逆転”したのか? フリーライターの苫とり子さんが分析します。
毎年ヒット作を出すTBS「火10」枠
2020年10月20日(火)22時からTBS系新ドラマ『この恋あたためますか?』がスタートします。主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説『エール』にも出演している今話題の女優・森七菜さん。
アイドルグループをクビになった森さん演じる主人公・井上樹木が、働き始めたコンビニ「ココエブリィ」で出会った東京大学出身の社長・浅羽拓実(中村倫也さん)と経営を立て直すべく、コンビニスイーツの開発に挑む物語です。
コンビニが舞台という新しい設定もさることながら、期待が高まるのは本作が“TBS火曜ドラマ枠”だということ。
近年TBS火曜ドラマ枠は『逃げるは恥だが役に立つ』(逃げ恥、2016年)、『恋はつづくよどこまでも』(恋つづ、2020年)、『私の家政夫ナギサさん』(わたナギ、2020年)、そして2020年10月6日(火)に最終回を迎えた『おカネの切れ目が恋のはじまり』(カネ恋)など、次々とヒットを飛ばしています。
各作品の魅力を挙げれば切りがありませんが、ほとんどの作品に共通しているのはラブコメディーだということ。
近年、恋愛ドラマは視聴率を取りづらく、減少傾向になっていると言われています。その中でTBSはほぼ唯一、ラブストーリーでしっかりと視聴者の心をつかんでいるテレビ局と言っていいでしょう。
――かつて、「ドラマといえば月9」と呼ばれる時代がありました。

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