「ゲーム実況」と「eスポーツ」の人気差を生み出す根本原因はいったい何か
2020年6月21日
ライフオリンピック種目に推す声が上がるほど世界的な人気が拡大する「eスポーツ」。しかし日本では、例えば人気ジャンル「ゲーム実況」のような注目は集まっていない様子。なぜなのでしょう。Z総研トレンド分析担当の道満綾香さんが、若者を取り巻く「eゲームの今」を解説します。
東京五輪の種目にと推す声も
2020年東京オリンピックは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年に延期となってしまいましたが、その東京オリンピックに「eスポーツ」を新競技として採用しようという動きがあることをご存じでしょうか。
Z世代(1996~2012年に生まれた若者たち)にとって、今やゲームは当たり前の存在。外出自粛のさなかも友達とオンライン対戦のゲームを遊んでいました。
しかし、そのZ世代にもeスポーツの存在はいまいち浸透していません。
日本では「ゲーム = 悪いもの」?
eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ」の略称で、コンピューターゲームやビデオゲームを使って複数人のプレーヤーでプレイし、対戦することをスポーツと解釈したものです。
ゲームをスポーツとして認識しづらいところもあるかもしれませんが、海外では非常に発展しており、市場規模も日本とは桁違いです。

日本から生まれたゲームは非常に多く、海外のユーザーに親しまれているものがたくさんあるのに、なぜ浸透していないのでしょうか。
日本では、ゲームはしばしば「遊び = 悪いもの」というイメージで語られます。
2020年3月、香川県議会で18歳未満のゲーム利用を1日60分などとする「ネット・ゲーム依存症対策条例」案が賛成多数で可決され、ネット上で物議を醸しました。なお罰則規定はなく、同条例は翌4月に施行されています。
もちろんゲームは楽しいものですから、夢中になり過ぎて勉強がおろそかになるというのは耳にする話ではあります。ですが、ひとつのゲームを熱心に極めていったら、もしかしたらプロゲーマーになれるかもしれません。各家庭で上手に付き合って行くことが重要です。

New Article
新着記事
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画