海外ドラマ『SATC』で注目 英シューズブランド「マノロ・ブラニク」はなぜ女性憧れの存在となったのか
2020年6月26日
ライフ50年にわたり人気女性シューズブランドとして君臨する、マノロ・ブラニク。同ブランドはなぜ女性の心を引き付けるのでしょうか。文教大学国際学部准教授の清水麻帆さんが解説します。
女性憧れのシューズ・ブランド
「MANOLO BLAHNIK(マノロ・ブラニク。以下マノロ)」という英国のシューズ・ブランドをご存じでしょうか。東京では表参道に路面店があり、東京ミッドタウン(港区赤坂)、伊勢丹新宿店(新宿区新宿)やGINZA SIX(中央区銀座)などにショップが入っています。

1973(昭和48)年に、マノロ・ブラニク・ロドリゲスが創業。クリスチャン・ルブタンなどと並び、世界中の女性が憧れる代表的なシューズ・ブランドのひとつで、日本でもファンが多いブランドです。
最も象徴的なシリーズは、ナポレオン皇帝などに着想を得た「HANGISI(ハンギシ)」という大きなビジュー(宝石)のついたものです。
「わくわく感」を醸し出すデザイン
2018年には「HANGISI」10周年を記念した限定シューズが発売されました。

そのコンセプトは「A Decade of Love」。着想は「ニューヨークの街」から得たもので、2種類用意されていました。ひとつは、カクテルのコスモポリタンをイメージしたもの、もうひとつは「love」でした。
後述しますが、マノロを一躍有名にしたドラマ『SEX AND THE CITY(セックス・アンド・ザ・シティ。以下SATC)』の中で、サラ・ジェシカ・パーカー扮する主人公のキャリーが好んで飲んでいたのもコスモポリタンでした。
マノロの靴は、エレガントな曲線が女性の脚を美しく見せてくれることと、かわいらしさや遊びのあるデザインが最大の特徴です。つまり、その靴を見ると何だかわくわくしてくるのです。この「わくわく感」がこのブランドを有名人気ブランドとして存続している要因でしょう。
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