今こそ、脱運動不足! すきま時間でできる、体と心を健康にする「簡単運動」3選
2022年3月18日
ライフ 暖かく、過ごしやすい季節になり、そろそろ、コートやニットに隠されていたボディーが気になりだす頃。そうはいっても、運動は面倒というあなたでも続けられるお手軽運動をご紹介します。(ULM編集部)
[以下の記事監修:健康ソムリエ協会(中央区日本橋 水天宮前)理事・健康運動実践指導者 岡田むつみ]
運動不足は万病のもと
皆さん、最近、運動をしていますか?
コロナ禍で増えたテレワークやオンライン飲み会、Uber Eatsなどデリバリーサービスの普及で、家から一歩も出なくてもいい生活ができるようになりました。
一方で、運動不足はどんどん加速し、コロナ以前の1日の平均歩数は男性が7243歩、女性が6431歩(厚生労働省の健康日本21より)に対し、コロナ禍では、平均歩数が急激に減り、3000歩未満の人が3割もいることが分かりました(株式会社リンクアンドコミュニケーション調査結果より)。
運動不足は「太る」だけではなく、放っておくと、糖尿病など生活習慣病のリスクが高まります。最近では、20代の若い糖尿病患者も増えており、「若いから大丈夫」と思っている方も要注意です。

ダイエットだけじゃない! 運動のうれしい効果
運動の効果はダイエットだけにとどまりません。免疫力アップやメンタルケアなど、うれしい効果がたくさんあるのです。
【ダイエット効果】
運動には、ため込んだ脂肪を燃やし、太りにくい体にする効果があります。
食事に含まれる糖質や脂質などの栄養素は、筋肉細胞内にいる「ミトコンドリア」によってエネルギーに変えられます。ミトコンドリアは筋肉量に比例して増えるため、筋肉量が多い人は栄養素を消費しやすく、太りにくくなります。筋肉が少ない人はミトコンドリアも少ないため、糖質や脂肪を消費しきれません。余った栄養素は脂肪に変わり、体にたまっていくのです。

【免疫力アップで病気知らず】
運動することで、体が温まり、免疫力がアップします。私たちを病気から守ってくれる免疫力は「冷え」に弱く、体温が1度下がると30%以上も低下します。逆に、体温が1度上がれば、免疫力は5~6倍に高まります。じんわりと汗をかく程度が、体温が1度上がったサインです。
数時間ほど効果が続くので、外出時に電車に乗ったり、人ごみの中に行ったりする際は体を温め、事前に免疫力を高めておくと、感染防止に効果的です。

一方で、平熱が36度以下の方は低体温と呼ばれ、免疫力が不足している状態です。日頃から、意識的に汗をかいて、体温を上げ、免疫力を高める時間をつくりましょう。
【心の健康にも】
運動で交感神経が活発になると、意欲的でポジティブな思考になります。また、脳内のセロトニン(別名:しあわせホルモン)が増えることで、心が落ち着き、不安感や抑うつ感なども軽減されます。

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