不倫ドラマに変化の兆し――被害者視点の「復讐ストーリー」が増えたワケ
2021年7月6日
ライフ『失楽園』や『昼顔』など、不倫におぼれる男女を描いた作品が多かった印象の「不倫ドラマ」。しかし2021年夏ドラマでは、不倫された側の視点の作品が多いのが特徴です。こうした変化の理由とは? ライターの苫とり子さんが解説します。
同じ東京でもガラリと変わる春・夏ドラマ
惜しまれつつも完結を迎えた2021年の春ドラマ。
川口春奈さん、横浜流星さんらが演じる性格も価値観もバラバラな男女が、東京・表参道のシェアハウスを拠点に恋愛や人生と向き合う姿を描いた『着飾る恋には理由があって』(TBSテレビ系)。
こちらも東京都心を舞台に、松たか子さん演じる主人公と3人の元夫が繰り広げる大人のラブストーリー『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ系)。
さらに、松坂桃李さん演じる愛すべきポンコツキャラの主人公と、麻生久美子さんと井浦新さんがふたり一役で演じたヒロインによる“入れ替わり”ラブコメディー『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系)など、どれも見終わった後に思わずロスに陥ってしまうほど幸せな気分に浸れる恋愛ドラマが豊富でした。
そして、ドロドロした展開がほとんど見られず、リアリティーを追求した日常的な風景が映し出されていたのも大きな特徴。

しかし、2021年夏にスタートする新ドラマのラインナップを見てみると、特に深夜枠で「不倫」「セックスレス」といった不穏なワードが並ぶ恋愛ドラマ(?)が放送されることが分かります。
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