ベストな「雇用関係」ってなんだろう? 多様化する働き方、転職エージェントと考える
転職活動では、企業も個人も、数回の面接のみで、意思決定することが多いです。ですが、お試しで業務体験ができるなど、多様な転職活動を可能にするエージェントサービスがありました。転職だけではなく、他社で一定期間働いてみたいという希望も相談可能です。
隣の芝生を「体験できる」サービス
平成の31年間で、働き方は大きく変わりました。パラレルワークなど、1社に留まらない就業スタイルや、リモートワークなど、場所に依らない働き方が広がりを見せ、転職の敷居も低くなっています。
でも、だからこそ、「自分はこの先もずっと、この会社にいて良いのだろうか」と感じたり、「他にも選択肢があるのではないだろうか」と悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。

「隣の芝生は青い」という言葉がありますが、「隣の芝生(他の会社)を見てみたい」と考えた時、実際に足を踏み入れ、業務を「体験する」ことが出来るとしたら――。
そんな思いを可能にするエージェントサービスがありました。ダイヤモンドメディア(港区南青山)が運営する、その名も「TonashibaAgent(トナシバエージェント)」。同サービスでは、例えば、今の会社を辞めずに、別の会社へ一定期間お試しで勤めてみたり、副業先を探したりできるほか、複数の会社に同時でお試し就職することも可能といいます。
その根底にあるのは「個人と仕事と会社の新しい関係性を支援する」という考え方。企業と企業の垣根をなくし、働く人と組織の関係性を新しくしたいといいます。
より具体的に話を聞こうと、取材したい旨を伝えたところ、「週に1度、定例ミーティングをしているのですが、その場にいらっしゃいませんか?」との回答が。
定例ミーティングは「語らい」と呼ばれ、同社の入り口近くにある、直径2メートルほどの円卓を数人で囲いながら行われていました。特徴的なのは、雑談と「ゲスト」を歓迎していること。この日は、運営メンバー6人のほか、取り組みに興味を持って訪れたという、パラレルワーカーのゲストが2人。
円卓の真ん中には、スナック菓子が数種類あり、それらが醸し出す和やかな空気感が、アイスブレイク(初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法)の機能を果たしているかのようでした。
「Tonashiba」の原型は7年前、独自の経営方針のなかで誕生

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