二郎・家系ファンの意見が聞きたい 東京発「おしゃれラーメン」5選

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二郎・家系ファンの意見が聞きたい 東京発「おしゃれラーメン」5選

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樫山綾乃

グルメライター

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星の数ほどラーメン店がある東京。他店との差別化を図るべく、どの店もひとひねりを加えていて店舗ごとにオリジナリティーを味わえるのが醍醐味(だいごみ)のひとつ。今回は女性にも受けそうな「キレイめ」なビジュアルのラーメンを五つ紹介します。

見た目も大事なオリジナリティー!

 日本全国どこでも食べられて、老若男女に愛されているザ・国民食、ラーメン。

 地域によってその土地ならではの特色を持つラーメンですが、大都会・東京には洗練された印象の1杯を楽しめるお店がたくさんあります。

 星の数ほどラーメン店があるため、他店との差別化を図るべくどの店もひとひねりを加えていて、店舗ごとにオリジナリティーを味わえるのが東京ラーメンの醍醐味(だいごみ)のひとつ。

 そこで今回は、つい写真を撮ってしまいたくなるようなビジュアルの、東京の“キレイめ”ラーメンを提供するお店を五つ紹介します。

1. 新宿御苑前「金色不如帰」

 ミシュランひとつ星を取っている有名店、「金色不如帰(こんじきほととぎす)」(新宿区新宿)。東京メトロ新宿御苑前駅から徒歩2分のところにあります。

 常に行列ができていて、特に新型コロナ以前は外国人観光客の姿もよく見られました。グルメ雑誌さまざまな媒体で紹介されるだけあり、幅広い層に人気のあるラーメン店です。

 お店の一押しは「真鯛と蛤(はまぐり)の塩そば」(950円)。

一番人気の「真鯛と蛤の塩そば」(画像:樫山綾乃)



 スープが黄金色に輝いていて、とても上質な見た目です。丼はシックな四角いお皿に載せて提供。おしゃれな印象で、写真映えも期待できます。

 スープは真鯛とハマグリでしっかり出汁を取っているうえに、白トリュフオイルをかけているというぜいたく。ラーメンというよりもイタリアンを食べているかのような感覚におちいる、洋の要素がつまった1杯です。

 さまざまな具材を使用しているため味に相乗効果が生まれて、口に運ぶたびにその変化を感じられます。他の店舗には真似できない、唯一無二の1杯をぜひ堪能してみてください。

2. 恵比寿「人類みな麺類」

 恵比寿駅と代官山駅の中間あたりにある、「人類みな麺類」(渋谷区恵比寿西)。大阪の有名店で、東京へは2020年に進出したばかりの話題店です。

 行列は覚悟しなくてはなりませんが、並んでいる間にオーダーを取ってもらえるので、席に着いた瞬間にラーメンが運ばれてきます。

 醤油(しょうゆ)をベースにしたラーメンを3種提供していて、それぞれ濃さが異なります。最もキレイめ、あっさりめのラーメンを食べるなら、「らーめん macro」(909円)がおすすめ。

薄口醤油を使用した「らーめん macro」(画像:樫山綾乃)



 魚介系ならぬ「魚『貝』系」とうたっていますが、よくある濃厚なスープではなく、ふんわりと魚介を感じる薄味。薄口醤油を使用していますが、決して全体的に薄味というわけではなく、貝本来のうまみを堪能することができます。

 焼豚は1枚か2枚かで選ぶことができますが、1枚でも十分な肉厚さ。あっさりとした見た目のスープですが、チャーシューに食べ応えがあるので、しっかりと食べたい人や大食いな男性にもぴったりな1杯です。 

3. 千歳船橋「らーめん MAIKAGURA」

 小田急線の千歳船橋駅が最寄りの「らーめん MAIKAGURA」(世田谷区船橋)。平日も休日も行列ができる人気店。外観、内観ともにきれいめかつモダンな印象で、女性ひとりでも入りやすい雰囲気のお店です。

 提供しているラーメンはいずれもキレイなビジュアルですが、おすすめは数量限定の白トリュフオイル香る「鶏白湯麺」(900円)。提供された瞬間から、トリュフの香りが漂います。

トリュフが香る「鶏白湯麺」(画像:樫山綾乃)



 一見濃厚なポタージュ系のスープにも見えますが、すくってみると意外とサラサラ。軽めの仕上がりですが、鶏白湯らしいコクがあり、まとまりの良さを感じられます。ギュッと凝縮されたうまみは、思わず最後の1滴まで飲み干してしまいたくなるほど。

 また、上に載っているローストポークはクセがなく柔らか。甘めのタレをかけたローストポークごはんも提供しているので、あともう少し食べたいというときには併せて注文してみてください。

4. 荻窪「麺処 鳴神」

 都内でも屈指のラーメン激戦区、荻窪にある「麺処 鳴神」(杉並区天沼)。比較的こってりめのラーメンが多い荻窪エリアでは、貴重なあっさりめラーメンのお店です。

 鳴神では白湯と上湯の2種のラーメンを提供しています。

 あっさりキレイめの気分なら、おすすめは「上湯」(680円)。ドロドロににごった白湯とは反対に、じっくりと具材を煮込んだ透明度の高いスープです。

あっさりめで鶏の旨味が効いている「上湯」(画像:樫山綾乃)



 色が濃いようにも見えますが、醤油の主張は抑えめで、しっかりと鶏の旨味を堪能することができます。

 細めのストレート麺がつるつると入り、あっという間に完食できてしまうはず。

 上には鶏の素揚げが載っています。外はカリカリとした食感で、中はふっくらジューシーな仕上がり。自慢のスープに浸けて少し柔らかくしてもおいしい。ラーメンに揚げ物は重そうに感じられますが、決して脂っこくなく、程よいボリューム感の一杯です。

5. 東京「NIPPON RAMEN 凛 RIN TOKYO」

 東京駅八重洲地下中央口のすぐ近くにある「NIPPON RAMEN 凛 RIN TOKYO」(千代田区丸の内)。駅構内にあるので乗り換えの合間や新幹線待ちの時間を利用して手軽にラーメンを食べられます。さらに朝8時から営業しているため、あこがれの“朝ラーメン”をかなえることもできます。

 メニューは醤油ラーメンと塩ラーメンの2種。いずれも淡麗系で、スープは透き通っています。数量限定の塩ラーメン(1100円)は焦がし玉ねぎが浮いていて、スープとともに口に含むと甘みがふわっと広がります。

透き通ったスープが美しい塩ラーメン(画像:樫山綾乃)



 鶏の出汁が効いたあっさりスープで、小腹が空いた程度のときでも完食できそうな軽さ。どちらかと言えば少食という人にもおすすめしたくなる1杯です。

 店内は高級感のあるおしゃれな雰囲気で、接客についてもその雰囲気にマッチした丁寧な対応です。騒がしい駅構内の中にありながらも、落ち着いた空間でラーメンを楽しむことができますよ。

もちろん味も折り紙付き

 今回は都内のキレイめラーメンを五つ紹介しました。ビジュアルの良いラーメンは、デートや女性ひとりの利用にもぴったり。とはいえどこも人気店ですから、見た目だけでなく味ももちろん折り紙付きです。

 こってりとしたラーメンにちょっと飽きてしまった男性も、ぜひ足を運んでみてください。

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