今年でデビュー40周年 松田聖子・田原俊彦が圧倒的に偉大と言える2つの理由
2020年12月15日
ライフ今から40年前に今も活躍する大スターふたりが誕生しました。そんな彼らについてライターの橘真一さんが解説します。
新時代のアイドルだったふたり
2020年は、日本のアイドル史における大功労者である松田聖子と田原俊彦が歌手デビューから40周年を迎えた年です。1980(昭和55)年にふたりがデビューシングルをリリースする直前まで、アイドル界は過渡期を迎えていました。

女性アイドルの頂点に君臨していた山口百恵が、同年3月に俳優・三浦友和との婚約と芸能界引退を発表。かつて国民的ブームを巻き起こしたピンク・レディーの人気はすでに低迷しており、さらに70年代後期デビューの女性アイドルのなかには、山口百恵に迫る存在が生まれていない現状がありました。
男性アイドルのトップを走っていたのは70年代初期にデビューした西城秀樹、郷ひろみでしたが、両者とも“脱アイドル”が迫られる年齢に差し掛かっていました。ちなみに、70年代後半はジャニーズ事務所から何人もの男性ソロアイドルがデビューしましたが、誰も大ブレークに至っていません。
そんなこともあり、松田聖子と田原俊彦が世に出たのは、世の中が新時代のアイドル登場を待望しているタイミングだったと言えます。
デビュー2曲目で“百恵超え”を果たした松田聖子
特に女性アイドル界では“ポスト百恵”が求められていました。そして、4月に『裸足の季節』という曲でデビューした松田聖子は、すぐにその本命と目されるようになります。オリコン週間シングルランキングで2位となった2曲目の『青い珊瑚礁』をきっかけに人気が急浮上。次の『風は秋色』で初登場1位を獲得。

この2曲は、芸能界を去る山口百恵(10月に引退)の同年の各シングルを上回るセールスでした。

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