80年代「なめ猫」ブームが「ペット業界」に残した多大な貢献をなめんなよ!
2020年8月10日
ライフ1980年代に一世を風靡した「なめ猫」。そんななめ猫はなんとペット産業にも貢献を果たしていたのをご存じでしょうか。20世紀研究家の星野正子さんが解説します。
1980年代初頭に起きた空前の猫ブーム
東京都内でもよく、ペット可の賃貸物件を見かけるようになりました。ファミリー用のみならず、単身者用の物件でも小型犬や猫であれば可としているところは、決して少なくありません。
犬や猫をきちんと飼うのであれば、決まった時間にご飯をあげなければならないため、徹夜でお酒を飲んだり、いきなり思い立って旅行に出たりすることもできません。それでも、犬や猫をあえて飼う人は、きっとそれらを超えた愛情があるのでしょう。
さて、今回は1980年代初頭に起きた空前の猫ブームについてです。そのきっかけとなったのは、今でもよく思い出される「なめ猫」です。
なめ猫の「仕掛け人」は、津田覚さんです。ブームの当時はまだ31歳でした。
名古屋生まれの津田さんは高校を卒業後、一時はサラリーマンをしていたものの肌に合わず退社。バンドを結成したり車のカメラマンになったりした後、名古屋で「TOPファッションポスター」という会社を設立。当時人気だった、スーパーカーや動物のポスターなどを制作していました。

New Article
新着記事
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画