「自分磨き」というプレッシャー 東京の婚活女性たちは、なぜ自己評価が低いのか?

「好意を寄せてくれる相手を好きになれない」「脈なしの相手ばかり好きになる」。そんなジレンマを抱える女性は少なくないようです。


恋人は欲しいが「好きになれない」

 コロナ禍になり、婚活にも大きな変化が生まれています。

 恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」の調査によれば、6割以上の女性が以前よりもパートナーが欲しくなり、約半数はマッチングアプリの利用頻度が増えたとのことです。

コロナ禍では婚活に対する女性の意識も大きく変化。それに伴い悩みも増えている(画像:写真AC)



 特に感染拡大が懸念される東京では2度目の緊急事態宣言も発令・延長され、対面で婚活するハードルが上がり「まずはマッチングアプリやLINEなどで非対面のコミュニケーションを深めてからデート」という流れが増えています。

 そんななか、東京に住む女性からこんなお悩みを聞くことが増えてきました(プライバシーに配慮し、一部デフォルメを加えています)。

※ ※ ※

 マッチングアプリなどで積極的にアプローチしてくれる男性には興味が持てず、好きになれません。いいなと思うのは、そっけない男性ばかり……。今までは「とりあえず会ってみよう」と気軽にデートできていましたが、コロナ禍ではそうもいきません。どうしたらいいでしょうか?
(杉並区在住・30歳・女性)

なぜ脈ナシ相手ばかり好きになるのか

 やはりコロナ禍で会うハードルが上がっており、今まで以上に強い興味関心を持てないと会う気になれない……という方が多いようです。

 会えない婚活ではメッセージのやり取りからスタートしますが、アプローチしてくれる人に興味を持てないと最初の段階でチャンスを逃すことになります。

 そもそも、どうして自分に興味のない男性ばかり好きになってしまうのでしょうか。

 コロナ禍以前から「脈なしの相手ばかり好きになる」という悩みを持つ人は多く、男女問わずよくある話です。要は「自分を好きな人が好きになれない」ということで、大きくふたつの要因が考えられます。

「自分への好意」を認められない

 ひとつめの理由は自分が“嫌い”だから。自己肯定感が低く自分を受け入れていないため、他者からの好意も受け入れられません。

「こんな自分が好かれるはずがない」と思っているから、相手の好意が信じられないのです。

 なかには「自分のことが好きだなんて、この人はもしかしたらおかしいのかもしれない」と不信感まで抱いてしまう人もいて、積極的にアプローチしてくれる人には興味が持てません。

自己肯定感が低いと、自分を好きになってくれる相手のことも受け入れられないことが多い(画像:写真AC)



 自分に興味がない相手なら「自分を好きにならなくて当然だ」という納得感があり、安心して接することができます。「自分に興味のない相手を振り向かせることができれば、自分の価値が上がるのではないか」と考えて追い求めてしまう人も少なくありません。

つらい気持ちから解放されたい

 ふたつめの理由はリベンジ欲求があるからです。好きな人に振り向いてもらえなかった経験を引きずっている人は「今度こそ振り向かせたい」というリベンジ欲求によって、自分に興味がない男性を追いかけるケースがあります。

 振り向かせることで過去の無念を払しょくし、つらい気持ちから解放されたいと願っているのです。

 リベンジ欲求も、自分が嫌いな人同様に自己受容ができていないから生まれます。今の自分を受け入れていれば「今の自分でも大丈夫」「このままで問題ない」と思えるので、こうした執着から解放され、過去に囚われません。

東京に揉まれ、自信を失う女性たち

 東京の女性はおしゃれで洗練された女性が多い印象ですが、なぜ自己評価が低いのでしょうか。

十分に魅力のある人であっても、周囲と比べて「自分なんて」と思ってしまうケースも(画像:写真AC)



 皮肉な話ですが、東京はおしゃれで洗練された女性が多いからこそ自己評価が上がりにくいと考えられます。芸能人も多くファッション感度が高い女性が集中しているため、周囲のハイレベルな女性と自分を比べたときに自信が持てず「自分なんて」と感じてしまうのです。

 心の安定を保つには「人は人、自分は自分」と切り分けて考える必要があります。まずは他人と自分を比べるのをやめて、自分の悪い部分ではなく良い部分に目を向けるようにしましょう。

 自分が持っていないものではなく持っているものを数えてみれば、意外と多くのものを手にしていることに気づきます。

すべては自分を愛することから

 繰り返しになりますが「アプローチしてくれる男性には興味が持てない」「そっけない男性を好きになる」といった悩みの一因は、自分自身を受け入れきれていないことです。

 自分自身に課題があるのですから、逆に言えば、自分次第でいつでも解決できます。

 コロナ禍になり、6割以上の女性が以前よりパートナーが欲しくなったように、不安定な状況下では心の支えが欲しくなるものです。婚活で人生のパートナーを見つけるのもひとつの方法ですが、自分自身が安定した心を持つことが根本的な解決になります。

 自分に自信が持てれば、どんな状況でも「自分なら大丈夫」と思えるでしょう。

 自分を認めれば好いてくれる人を避けなくなり、好意を素直に受け取れるようになります。自分を愛してくれる人を愛すために、まずは自分をありのまま愛しましょう。コロナ禍で人に会いづらい今こそ、自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。


【調査】「恋人が欲しい」コロナ禍で変化した女性たち

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