厄よけスポット「西新井大師」最大の謎 なぜ「西」があるのに「東新井大師」はないのか

足立区の由緒ある厄よけスポット西新井大師。その名を一聴して、「西」があるなら「東」もあるのかと思いきや、実は……。フリーライターの県庁坂のぼるさんがその背景について解説します。


別名「関東の高野山」

 足立区にある西新井大師(足立区西新井)は、川崎大師(川崎市)、観福寺大師堂(千葉県香取市)と並ぶ「関東厄除(よ)け三大師」のひとつです。真言宗豊山派の寺で、正式名称を五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)といいます。

 西新井大師は「関東の高野山」と呼ばれるほど格があるためか、最寄りまで東武大師線という専用の鉄道が走っています。

西新井大師(画像:写真AC)

 もっとも東武大師線は本来の参詣客需要を見込みつつも、東武東上線の上板橋駅まで延伸予定でした。完成していれば極めて便利な路線でしたが、計画時期に予定地の市街化が急速に進行したため、建設費が高額になるとして計画は断念されてしまったのです。

「西があるなら、東はあるの?」

 西新井の最寄り駅・大師前駅周辺は近年、急速に発展しています。

 きっかけとなったのは、日暮里・舎人(とねり)ライナーが開通し、西新井大師西駅が開業したことで、これによって山手線圏内に出るのが楽になったのです。

西新井大師西駅と西新井大師の位置関係(画像:(C)Google)

 また周辺の大規模工場や公営住宅の再開発も進んだことで、大型分譲マンションや商業施設も増えました。いまでは郊外のニュータウン感と独特の下町情緒が混在する、歩くと楽しい街になっています。

 そんな西新井を歩いていると、誰もが1度は思いつく疑問があります。それは、

「西新井大師があるなら、東新井大師は一体どこにあるの?」

という疑問です。

 例えば奈良の東大寺(奈良市)は有名ですが、西大寺(同)というお寺もちゃんとあります。最寄り駅は近鉄線の大和西大寺駅。東大寺に比べて規模は劣りますが、由緒ある真言律宗総本山です。

 しかし、どこを調べても東新井大師というお寺はありません。かつてはあったのに、今はもうなくなってしまったのでしょうか?

新井の西だから西新井、ではない?


【地図】意外と知らない? 足立区の「西新井大師」の場所をチェックする

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