ガールズパワーは政治を超える 完全定着「韓国コスメ」、次に来るのは中国だ
2020年5月31日
ライフ日本。東京の若い女性にすっかり定着した韓国コスメや韓国メイク。その背景と、次にブレークする予感の「中国メイク」について、Z総研トレンド分析担当の道満綾香さんがヒアリング調査を基に解説します。
もはや一時的なブームではない
人気女性グループ「KARA」や「少女時代」がNHK紅白歌合戦に初出場を果たしたのは2011年の大みそか。以来、音楽シーンだけでなくファッションやメイク方法などにも飛び火した韓国ブームは、2020年の今なお若者の間で健在です。

商業施設やバラエティーショップ、ドラッグストアには「韓国コスメ」を取りそろえる店が増え、この数年間でとても身近なものとなりました。
「プチプラ」なのも人気の理由
Z世代(1996~2012年に生まれた若者たち)の流行や価値観を調査・分析する私たち「Z総研」が、東京などに住む10~20代の女性たち81人に行った聞き取り調査では、韓国コスメを持っている女性は81人中71人。
実に約9割%の女性が何らかのアイテムを持っていることが分かりました。

日本で定番の韓国コスメといえば、原宿・竹下通りや新宿、SHIBUYA109など日本でも店舗を展開している「ETUDE HOUSE(エチュードハウス)」や「innisfree(イニスフリー)」、クッションファンデーションが人気の「MISSHA(ミシャ)」、アイシャドウが人気のCLIO(クリオ)など。
また最近では「rom&nd(ロムアンド)」や「espoir(エスポワール)」といった、日本語版の公式サイトがないコスメブランドでもわざわざ手に入れている女性たちが増えているというから驚きです。
韓国コスメは500~3000円程度と比較的プチプラ(安価)なものが多く、若い世代が手を出しやすいというのも人気の理由のひとつと考えられます。

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