日本で台湾・ハワイブームが一向に衰えないほっこりする理由
2020年1月23日
お出かけ長年日本で続いている台湾ブームやハワイブーム。ブームは数あれど、いったいなぜこのふたつのブームの息は長いのでしょうか。文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。
日本と台湾は生活意識が近い
わが国では絶えず、どこかの国のブームが訪れています。2019年のブームは、なんといっても台湾でした。空前のブームとなったタピオカミルクティー。街なかや商業施設に次々とティーサロンやティースタンドが出店。都心ではそろそろ店舗の供給過多とも言われていますが、チーズフォーム(ホイップ状にされたクリームチーズ)を乗せたチーズティーも登場し、いまだブームの衰えを知りません。
さらに豆花(トウファ。豆乳を固めたもので、シロップをかけてピーナツや小豆などのトッピングを乗せて食べるスイーツ)も人気が出てきており、台湾の人気老舗スイーツ店「騒豆花」など、都内にいくつも専門店が出店しました。

健康志向を始めとして、日本は台湾と生活意識が近いこともあり、文化が受け入れやすいこともあるでしょう。タピオカミルクティーのブームも抹茶・ほうじ茶に飛び火しており、多様なティーサロンが生まれ、国内で新たな「お茶文化」を形成しつつあります。
また2019年のブームを象徴するトピックスは、台湾発セレクトショップ「誠品生活」の日本上陸です。コレド室町テラス(中央区日本橋室町)内の「誠品生活 日本橋」は「Books,and Everything in Between.」をコンセプトに、書店を核としてガラス工房などのワークショップやクッキングスタジオ併設のグローサリーストアを併設する体験型店舗で、日本の「蔦屋書店」のモデルとも言われています。上陸とともに、日本人観光客に人気のある現地有名店も引き連れてきました。

New Article
新着記事
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画