頑張り屋さんの銭湯でホッとひと息、ちょいと歩いて庶民的大衆居酒屋へ 東北沢【連載】新!東京湯巡り、徘徊酒(1)
2019年10月27日
お出かけ昔ながらの銭湯でひとっ風呂浴びたら、歩いて馴染みの居酒屋へ――。銭湯巡りと飲み屋歩きをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的な銭湯と居酒屋のハシゴ歩きへお連れします。第1回は、世田谷区の東北沢駅からスタートです。
有名な役者さんもスッポンポン
小田急線で新宿から東北沢へ。ここは各駅に乗って下北沢の1個手前です。でまぁ住宅街のゆるやかな坂の途中にある「石川湯」(世田谷区北沢3)に入ります。
小じんまりした銭湯ですが、実はここは頑張り屋さんですよ。あれは確か2011(平成23)年でしたか、東日本大震災のときもやってました。おっやってるじゃん! と驚きつつも私、ひとっ風呂浴びたのを覚えています。
そしてつい最近の大型台風19号のときも。たださすがにお客さんがひとりも来なくて、雨足も強くなってきたところで閉めたそうです。珍しいですよ。どこもみんなやってなかったのにねぇ。
ちなみに、ここにはサウナとかはありません。本当にシンプルでキレイな銭湯です。それと今は470円です。消費税のおかげでね。浴槽はジェットがふたつのボコボコ湯。程良い温度でウットリ。
このあたり、役者さんとかが住んでるらしく、ときどき驚いちゃうような有名な役者さんを見かけます。でもスッポンポンになればみんなオヤジですから関係ありませんな。
でまぁスッキリして、体をよおくフキフキして脱衣場に戻り、乾いたタオルで頭も拭いてから体重計(昔ながらの鉄のやつ)へ。いやぁ、最近やせちゃって53.5kgですから私。中・高生の頃に戻っちゃいました。

というわけで、湯上りは心地良い風に吹かれて、京王井の頭線は池ノ上の駅に向かいます。駅の踏切に着く手前にある「熊八」(世田谷区北沢1)という居酒屋さんに入ります。

New Article
新着記事
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画