ベルギーから日本初上陸! 代官山に現れた「第4のヨーグルト」専門店、大人も大満足なそのお味とは?

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ベルギーから日本初上陸! 代官山に現れた「第4のヨーグルト」専門店、大人も大満足なそのお味とは?

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堅調な日本のヨーグルト市場に、新商品の「ベルギーヨーグルト」が登場です。このベルギーヨーグルトをふんだんに使ったオリジナルメニューを楽しめる日本初の専門店が、2019年10月16日(水)に東京・代官山でオープンしました。これまでのヨーグルトといったい何が違うのでしょうか。

鳴り物入りの新商品

 日本の食卓にすっかり定着した食品、ヨーグルト。健康食として注目を集めた1980年代以降、順調に売上を拡大し続けています。そんな堅調な日本ヨーグルト市場に、このたび“第4のヨーグルト”を名乗る新顔「ベルギーヨーグルト」が登場しました。ヨーグルトを愛する美食の国ベルギーから日本へ、今回が初のお目見えです。

 商品名は、「ベルギーヨーグルト ピュアナチュール」。砂糖不使用のプレーン味(105g、税抜166円)と、ブルーベリー味(100g、税抜183円)の2種類を展開しています。

 販売元は、大手化学メーカー・カネカ(港区赤坂)の食品部門として2013年に創立されたばかりのカネカ食品(新宿区西五軒町)です。ベルギーの「Pur Natur(ピュア・ナチュール)」社の伝統的な発酵製法を日本で忠実に再現し、「濃厚なのになめらか」、「ほのかな酸味と甘味」を実現した“日本未体験の味”とPRしています。

 新規参入企業による鳴り物入りの新商品ですが、果たして「ベルギーヨーグルト」とは何なのか? これまでのヨーグルトと何が違うのか? そして実際どのような味で、どのような食感なのでしょうか。東急東横線・代官山駅前にオープンした期間限定カフェ「PUR NATUR BELGIUM YOGURT CAFE」(渋谷区代官山町)を訪ねて試食してみました。

ベルギーヨーグルトを使ったベルギー伝統料理が楽しめる「PUR NATUR BELGIUM YOGURT CAFE」(2019年10月15日、遠藤綾乃撮影)



 同店でふるまわれるのは、伝統的なベルギー料理にヨーグルトを加えてアレンジしたオリジナルメニューの数々。ヨーグルトそのものを食べるだけでなく料理の味付けに取り入れる楽しみ方を提示することで、新たな消費拡大を図る狙いがあるようです。

日本人の口にも合いそう?

 10月15日に開かれた事前試食会。まず運ばれてきた一品めは、大振りのグラスにベルギーヨーグルトとベルギーチョコレートが大胆に注がれたスイーツドリンクでした。ローズシロップがふわっと香って、ひと口飲むとチョコレートの深い甘味とヨーグルトのさわやかな酸味が口の中で目まぐるしく混じり合っていきます。なんて華やかな飲み口。それでいて後味に余計な甘さを残さないから、これは非・甘党の人にもきっとハマるドリンクだと直感しました。

 続く二品めは、牛の塊肉をビールでやわらかく煮込んだベルギー伝統料理「カルボナード」。本来の濃厚なソースにヨーグルトを加えることで、ともすればモッタリしがちな牛すじ肉を引き締まった味わいに仕上げています。煮込み料理が大好きな日本人にも、この味付けは新鮮なはず。さらにお楽しみは、好みに応じてベルギーヨーグルトを追加で載せること。すると酸味がより際立って、さながら別のメニューを食べているかのような「味変」を堪能できるのです。

牛肉をビールで煮込んだ「カルボナート」。左はベルギーヨーグルトとベルギーチョコレートのドリンク(2019年10月15日、遠藤綾乃撮影)



 ベルギーの伝統料理というと日本ではまだまだ馴染みが薄いかもしれませんが、考えてみればカルボナードは牛すじ煮込みの洋風版ですし、卵黄とクリームとヨーグルトで煮込んだ鶏肉の「ワーテルゾーイ」はスパゲッティ・カルボナーラのような味わい。日本の定番メニューとどこか似ていながらも新鮮な驚きのある品々は、きっと日本人からも支持を集めるでしょう。

 そして、肝心のベルギーヨーグルト自体の味も確かめてきました。

 質感はトローリやわらかく、舌の上でボソボソ砕けることのない濃密ななめらかさ。味はまずさわやかな酸味が先行して、あとにほのかな甘味が感じられます。ごく上品な味わいは、なるほど大人も満足の新感覚と言えるのかもしれません。

カネカはなぜ今、ヨーグルトに参入するのか

 ここで少し、日本における「ヨーグルト近代史」を振り返ってみたいと思います。

 1980年後半ごろ、「ヨーグルト=健康にいい」とメディアがしきりに取り上げたことが当初ブームの火付けとなりました。1996(平成8)年から1997年までには『明治ブルガリアヨーグルト』など各メーカーの主力商品がこぞって「特定保健用食品」の認可を受け、市場は着実な拡大を見せていきます。ヨーグルト業界で言うところの「第1のヨーグルト」世代です。

「国内加工食品市場の総括分析」(画像:富士経済)



 第2波が訪れるのは2000年代に入ってから。乳酸菌を商品名にうたった『明治プロビオヨーグルトLG21』(明治)や『ラクトフェリンヨーグルト』(森永乳業)など、より機能性を強化した新商品が次々と登場しました。

 さらに2011年には森永乳業の『濃密ギリシャヨーグルトパルテノ』が発売。それまでにない濃厚な食感と高タンパク質を武器に、『明治THE GREEK YOGURT』(2018年発売)にまで至る「第3のヨーグルト」世代をけん引しました。

 こうして振り返ると国内ヨーグルト産業は、消費を活性化する新ジャンルが絶え間なく現れたことによって30年以上にわたって伸び続け、年間4000億円規模の市場にまで成長を遂げたと言ってよいのかもしれません。

 いっぽう、カネカが乳製品事業に参入したのは2018年4月。ヨーグルト商品に限っては、今回が初めての挑戦となります。後発ではあるものの、ベルギーヨーグルトという商材を投入することによる新たな市場活性を見据えているようです。

「これまでのヨーグルトは、健康面の機能性に特化したものが多かったです。1カップを毎朝食べるという日本独特の消費スタイルがその一端を物語っています。その点ベルギーヨーグルトは、本国で『おいしいから』というシンプルな理由で受け入れられてきた商品。フルーツのコンフィチュールと合わせたデザートや、料理のソースやドレッシングの隠し味として、味そのものを楽しもうという訴求をすることにより多彩な消費スタイルを広げられる商品だと考えています」(同社 乳製品事業開発 販促企画チームリーダーの天川隼人さん)

と自信をのぞかせました。

本当においしいの? 試してみる価値あるかも

 味で勝負、ということならば、本当においしいのかどうかをそれぞれが確かめてみるのが一番なのかもしれません。

緑と白を基調にした、代官山駅前の「PUR NATUR BELGIUM YOGURT CAFE」(2019年10月15日、遠藤綾乃撮影)



「PUR NATUR BELGIUM YOGURT CAFE」は、2019年10月16日(水)から11月7日(木)までの期間限定オープン。営業時間は11時~21時(ラストオーダー20時30分)です。「ベルギーヨーグルト ピュアナチュール」は、東京都内などのスーパーやパン屋さんでも購入することができます。

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