まだまだ終わらない タピオカブームの次にやって来る「ネクスト台湾グルメ」とは?
2019年12月6日
ライフタピオカミルクティーを始めとするタピオカ商品だった2019年。そんなタピオカブームを「台湾ブームの一部」と定義するホットペッパーグルメ外食総研・上席研究員の有木真理さんが、台湾グルメの深層に迫ります。
台湾ブームは続く その背景と歴史を探る
2019年「ユーキャン 新語・流行語大賞」トップテンに選出された「タピる」を皆さんはご存じでしょうか? そう、言わずもがなのタピオカです。
8月に「進化か絶滅か? 空前のタピオカブーム――歴史を振り返り、今後を大胆予想する」の寄稿時にも書きましたが、そもそもブームの大きな要因は、台湾ブームです。筆者はタピオカブームを「台湾ブームの一部」として捉えていますが、タピオカブームは現在、少しだけ沈静化し、定着フェーズに入りつつあるとも言えます。では、次に来るブームは? “ネクスト台湾”グルメは? 気になる今後の傾向について記述したいと思います。

そもそも、なぜ台湾がブームなのでしょうか? 現在のタピオカブームは第2次台湾ブームの一部と位置付けていますが、第1次はバブル崩壊後の1995(平成7)年ごろといえます。
食の多様化が進むなか、安くておいしい屋台系の小皿料理を提供する台湾料理屋が全国に増えました。それまで中華系の料理と言えば、高級料理か、または街の中華料理屋さんでラーメンやチャーハン、定食を食べるスタイルが主流でしたが、台湾料理のように多種多様な料理をリーズナブルに楽しめる小皿料理が大ブームとなり、日本に定着したのです。

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