東京で「山奥レベル」の癒し体験? 下町銭湯「プチ湯治」のススメ

銭湯と大衆食堂飲みをこよなく愛する、エッセイスト・イラストレーターのおのみささんが描く下町イラストエッセイです。


足を思い切りのばし、目をつぶろう

 私がまだ若い頃、諸先輩方が「50歳を過ぎると身体のあちこちに不調が出てくるわよ~」と仰っていて「ほんまかいな」と思っていたのですが、自分が50歳を過ぎた今、肩こり、足の疲れ、なぜか手の甲からの発汗に加え、腕を上げると痛いし腰もちょっと……など、ちょいちょい身体にガタがきています。

おのさんの体験を描いたイラスト(おのみささん制作)

 ちょっと無理でもしようもんなら、ずーっと疲れが取れなくて、仕事へのやる気もおきない。それにより「老い」を感じてしまって、気持ちまでも凹んでしまうという悪循環。「このままではイカン。何とかせねば!」と考えた時にふと「湯治(とうじ)がいいのではないか」と思いつきました。

 湯治とは、温泉地などに長期間滞在し、ゆったりと風呂につかって身体をあたため、身体の疾患を癒やす行為です。ひそかに「やってみたい!」と憧れているのですが、なかなかそんなお金も時間もないし、温泉地に行って帰るだけで疲れてしまいそう。であれば身近な湯治場である銭湯に、足繁く通ってみようと思ったのです。

 銭湯には普段から行っているので「何が違うねん」と思われるかもしれません。しかし普段は「銭湯で身体をホカホカに温めたあと、近くの大衆食堂に行って、キンキンに冷えたビールをぷはーって飲んで、揚げたてのロースカツをほおばる」のを楽しみに行っているのですが「プチ湯治」のときは時間を気にせず、いつもよりゆっくりのんびり、時々水で手足を冷やしたり、水分補給をして休みながらお湯につかって、「疲れを取る!」ことに集中するのです。

 周りの人に配慮しながら足を思い切りのばし、時には目をつぶって「ココは山奥の湯治場なのだ…」などと妄想するのも良いでしょう。気持ち良すぎてうっかり寝てしまいそうになるほどです。

「家の風呂はいらないんじゃないか」


【画像】レトロな銭湯アイテムの数々! 昭和にタイムスリップしてみる?

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