えっ、本当に東京? 雄大すぎる山々とちっぽけな駅舎、思わず息を飲む人が続出「森に飲み込まれそう」

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えっ、本当に東京? 雄大すぎる山々とちっぽけな駅舎、思わず息を飲む人が続出「森に飲み込まれそう」

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あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されています。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。

都心ばかりが東京ではない

「世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index,GPCI)」でロンドン、ニューヨークに次いで世界3位に位置付けられている東京(2020年)。

「文化・交流」「交通・アクセス」「環境」(都市空間の清潔さ)などにおいて世界に誇るべき都市としての地位を堅持しています。

 超高層のオフィスビルが建ち並び、地下鉄などの発達した交通網が日々の利便性を支えている――。

 そんなイメージ像を持つ首都・東京ですが、西部の多摩エリアへ足を延ばせば、今も原風景のような自然に出合うことができます。

家々が「森に飲み込まれそう」

 フォトグラファーのアノさん(@ano_kt)がツイッターに投稿したのは、そんな豊かな緑をたたえた小さな鉄道駅の画像です。

雄大な山々と小さな駅舎。深い緑に抱かれたここは、東京のどこ?(画像:アノさんのツイート)



 東京とは思えない雄大な稜線、茶色く錆びた鉄路と素朴な駅舎。緑に取り囲まれて点在する家々。どこか“懐かしさ”を感じさせる風景に、画像を見たユーザーたちからは

「東京にも緑があったんだ?!」
「現代の電車と森に飲み込まれそうな街」
「Beautiful!!」

と称賛のリプライ(返信)が寄せられました。

JR鳩ノ巣駅、名前の由来は?

 アノさんによると、ここはJR青梅線の鳩ノ巣駅(奥多摩町棚沢)。駅名からして童話の世界のような趣を感じます。

 同町のサイトによると江戸時代、ここには上流から流してくる丸太を補完する貯木場(ちょぼくじょう)があり、飯場小屋があったのだそう。

 飯場に祭った水神社の森に、2羽の鳩が仲むつまじく巣を営んだ様子が人々の心を和ませたことから、いつしか「鳩の巣の飯場」と呼ぶようになり、これが地名になったのだといいます。

都心までおよそ60kmのところにある、奥多摩町のJR鳩ノ巣駅(画像:(C)Google)



 アノさんはこの場所へ「森林浴と川遊びがメインで」訪れ、その合間に撮影をしたとのこと。同駅に止まる電車は、1時間に1~2本。駅のすぐ横には小さな踏切があります。

 都心とは全く違う表情を見せる東京郊外の景色について、

「私は普段、東京の夜景や街並みをテーマに撮影していますが、時折自然を感じたくなります。東京 = 大都市のイメージとは真逆の光景で、とても驚いたのが率直な感想です」。

「個人的には東京都で大自然を感じることができ、心と体を休めることができる場所でした。コロナ渦の中、外出することは難しいと思いますが、都内からも車や電車でアクセスしやすいので、機会があればぜひ行っていただきたい場所です」

 ひと味違う東京の魅力を伝える写真でした。

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