日本の職人がこだわるカカオ作りの物語!生産地支援×最新技術【ショコラ2023 (5)】
2023年バレンタイントレンドのひとつがサステナブル。いまや若い世代を中心にSDGsは欠かせないキーワードです。ラグジュアリーブランドでも生産地支援を意識したチョコレートを製作するなど、チョコ選びには新たな選択肢の扉が開かれています。ものづくりの背景にある人の思いを知って、今年らしさを添えませんか?注目すべきエシカルなチョコレート 2023年のバレンタインでは、時代の流れに沿って「サステナブル」というキーワードが目立ちます。チョコレート業界では、カカオ生産国の自然環境の保護や労働環境の改善を支援するため、サステナブルなカカオ豆の使用やフェアトレード認証を取得したチョコレートを選んで使うなど、SDGsに取り組み始めています。 サステナブルなチョコレート作りは、ラグジュアリーブランドやチョコレート専門店でも浸透しつつあります。同じチョコでも生産地のためになるものを選べば、少しでも国際社会に貢献することができますね。 4種類のバレンタイン限定フレーバーが入った「サン・ヴァレンティーノ 2023」(4個入5,200円)(画像:ブルガリ ジャパン株式会社リリースより)●ブルガリ イル・チョコラート「サン・ヴァレンティーノ2023」 イタリアの高級ジュエラー「ブルガリ」が展開するチョコレートブランド「ブルガリ イル・チョコラート」。都内の工房でひと粒一粒ていねいにジュエリーのように美しいショコラをハンドメイドで仕上げています。 2023年のバレンタインでは、サステナブルな環境で生産者の生活向上を意識して作られた食材を使用し、食品ロスや廃棄物削減への試行錯誤を重ねたチョコレートを誕生させました。 「チョコレートの宝石(チョコレート・ジェムズ)」と名付けられたチョコレートたち(画像:ブルガリ ジャパン株式会社リリースより) 「ブルガリ イル・チョコラート」のメートルショコラティエ・齋藤香南子氏は、厳選された素材選びから製造過程まで、「ブルガリ」ブランドのこだわりを表現。自ら選んだインドネシア・バリ島産のカカオ豆を使った「Cacao Balinese」や、フェアトレードのガーナ産オーガニックカカオとインド産砂糖を使用した「アーモンドプラリネ」など、どれも試してみたくなる「チョコレートの宝石」です。 メートルショコラティエの齋藤香南子氏(画像:ブルガリ ジャパン株式会社リリースより)●Minimal - Bean to Bar Chocolate - (ミニマル) 「生チョコレート コーヒー -丸山珈琲-」 カカオ豆の仕入れからチョコレートづくりまで、すべての工程を自社工房で行っている「ミニマル」。「余分なものは引き算する」というミニマリズムの考えから生まれたチョコレートは、カカオの風味をたっぷり味わえます。 また、カカオ産業のサステナブルな経済的自立を目指し、現地生産者への技術支援を行いパートナーとして切磋琢磨するといったフェアでエシカルな取引を行い、「丁寧にシンプルに、最高の素材を活かし香りを最大限に引き出す」という志のもと、職人達が一つひとつ手仕事でチョコレートを作り上げています。 素材と製法を探求するチョコレートの職人チーム「Minimal」(画像:株式会社Baceリリースより) 2023年2月1日よりショップで販売されるのが、本格素材を扱うブランドとのコラボレーションを行うプロジェクト「Minimal Collaboration シリーズ」の第4弾となる「生チョコレート コーヒー 丸山珈琲」です。 1991年に軽井沢で創業した「丸山珈琲」オーナー丸山氏は、自ら世界各地のコーヒー生産地へ赴き、現地生産者との信頼関係を構築。厳選したコーヒー豆を独自の焙煎技術によって高品質のコーヒーに仕上げ、国内外から高い評価を得ています。今回のチョコでは「丸山珈琲」自慢のエチオピア産コーヒー豆が使用され、フルーティーで華やかな味わいを生チョコレートに閉じ込めています。 コーヒーの華やかな風味の移り変わりを楽しめる「生チョコレート コーヒー 丸山珈琲」(2,484円)は1月24日~オンライン販売開始。Minimal店頭では2月1日より販売開始(画像:株式会社Baceリリースより) エチオピア産のスペシャルティコーヒー豆は、最近コーヒーの世界で注目されている最先端技術「アナエロビックプロセス」で発酵しています。実はカカオ豆も、コーヒー豆と同じように発酵のプロセスがあるそうです。どこか似たもの同士の特別な素材が出会って生まれたチョコレート、食べてみたくなりますね! いずれもカフェスペースを併設。富ヶ谷本店(上)ではパフェなどのスイーツメニューが楽しめる。ガトーショコラ専門店の代々木上原店(下)ではコーヒー・紅茶・ビールや日本酒といったペアリングドリンクが豊富※2月11日~14日はイートイン休止(画像:株式会社Baceリリースより)「サステナブルカカオ」への取り組み 人権・環境・経済など世界のカカオ産地で山積みとなっているさまざまな問題。こうした問題を改善・解決するために支援を行い、生産されるカカオは「サステナブルカカオ」と呼ばれています。生産者や環境に配慮した「サステナブルカカオ」を使用したチョコレート作りは今後さらに拡大していくことでしょう。 チョコレート業界で広がるSDGsに関わるカカオ産地支援(イメージ画像:photoAC)■ブルガリ イル・チョコラート 所在地:東京都中央区銀座2-7-12 ブルガリ銀座タワー10F ブルガリ ギンザ・バー併設 TEL:03-6362-0510 営業時間:12:00~20:00(日・祝は18:00まで) アクセス:東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅より徒歩2分 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅より徒歩3分 ■ブルガリ イル・チョコラート銀座松屋店 所在地:東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座B1F TEL:03-3567-1211(大代表) 営業時間 : 10:00~20:00(松屋銀座店に準ずる) アクセス:東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅直結 ※詳細は公式サイトをご確認ください。 ■Minimal 富ヶ谷本店 住所:東京都渋谷区富ヶ谷 2-1-9 1F TEL:03-6322-9998 営業時間:11:30~19:00(L.O.18:30) 定休日: 年中無休 アクセス:小田急線 代々木八幡駅より徒歩6分 東京メトロ千代田線 代々木公園駅より徒歩6分 ■Minimal The Baking 代々木上原(ガトーショコラ専門店) 住所:東京都渋谷区上原1-34-5 TEL:03-6407-8292 営業時間:11:00~19:00 定休日: 年中無休 アクセス:東京メトロ千代田線・小田急線 代々木上原駅より徒歩2分 ※オンラインストアでは1月24日(火)~/店頭では2月1日(水)~販売開始。詳細は公式サイトをご確認ください。 >>画像一覧はこちら
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