「お酒で全てを忘れたい」30代の心の叫び、明らかに 2018年忘年会トレンド調査で
ぐるなびが発表した2018年の忘年会に関する調査で明らかになったのは、働き盛りである30代の心の叫びでした。仕事のストレス「飲んで発散したい」 飲食店検索サイトを運営するぐるなび(千代田区有楽町)が2018年11月8日(木)、2018年の忘年会に関する調査を発表しました。それによると、「忘年会でやりたいこと」という質問に対して、30代の多くが「いやなことは全て忘れて飲みまくりたい」と回答していることが分かりました。 30代の心の声は「全て忘れて飲みまくりたい」(画像:写真AC) 今回の調査対象は全国約3000人の男女ですが、「回答者が一番多いのは東京のため、東京も同じ傾向と予測できる」(ぐるなび)といいます。 ぐるなびでは今回、質問「忘年会でやりたいこと」に対して、「いやなことは全て忘れて飲みまくりたい」「平成のヒットメドレーをカラオケで熱唱したい」「例年以上に忘年会をたくさん開催したい」「SNSに#平成最後の忘年会を投稿したい」「人間関係を深めたい」の5つの回答を用意しました。 30代が「いやなことは全て忘れて飲みまくりたい」を支持した理由について、同社は次のように話します。 「30代は責任のある仕事を任されながらも、失敗を含めて経験を積む世代です。仕事に費やす時間も多いと推測され、仕事のストレスを飲んで発散したいのではないでしょうか」 30代はストレスがたまっている(画像:ぐるなび)「平成のヒットメドレーをカラオケで熱唱したい」「例年以上に忘年会をたくさん開催したい」「SNSに#平成最後の忘年会を投稿したい」は、20代が最も多くの共感を寄せました。 「20代は生まれたときから平成で、『平成のヒットメドレー = 自分の人生のヒットメドレー』です。そのような意味において、ヒットメドレーで自分の人生を振り返りたいという意向が強いのでは。 また現在、若者の『忘年会離れ』が懸念されていますが、実際に忘年会が好きと回答した割合が最も高いのは20代でした。『平成最後の忘年会』をイベントと捉え、楽しみたいと考えている人が多いのでしょう」 「SNSに#平成最後の忘年会を投稿したい」は、ハッシュタグを使ってSNS投稿を行う世代が20代に多いという理由のほかに、20代は年号が変わるのを初めて体験するため、「ほかの世代に比べ、イベントとして盛り上げたいと考えているから」とのことです。 世代を超えた「平成の思い出話」に花が咲く世代を超えた「平成の思い出話」に花が咲く 最後の回答「人間関係を深めたい」は、年配者と比べて20~30代からの共感が低くなりました。 「20代が忘年会を好んでいることからも分かるように、人間関係を軽視しているわけではなく、忘年会を『目的』として重要視していないのです。楽しむための忘年会、もしくは楽しんだことで参加者との絆が深まる忘年会を期待しているのではないでしょうか」(ぐるなび) 年代別「カラオケで歌いたいアーティスト」ベスト3。女性歌手では、安室奈美恵さんへの関心が高い傾向に(画像:ぐるなび) また、2018年の忘年会は「平成最後」をキーワードに、世代を超えた思い出話に花が咲くだろう、とのことです。 同社は毎年、その年の「鍋トレンド」も予測していますが、2018年は「しびれ鍋」だといいます。「山椒・花椒を使ったしびれ系料理が注目を集めているため、忘年会でお友達と一緒に堪能してみては」としています。
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