コロナ禍のピリピリムードが一変 3密スーパーでひとりの男性が皆を笑顔にした漫画「心がフッと軽くなりました」
演歌の鼻歌と気遣いのひと言で ナカムラエコさん(ペンネーム)は東京都下で夫と長男、次男の家族4人で暮らすイラストレーターです。毎日のちょっとした幸せを描くナカムラさんのアーバンライフメトロ・オリジナル4コマ漫画、今回のテーマは「ひと言のチカラ」です。 ナカムラさんの体験を描いた漫画のカット(ナカムラさん制作)――ナカムラさん、今回の作品を作った背景を教えてください。 ピリピリしたスーパーで、陽気な演歌が聞こえてきた状況があまりにも面白かったので描きました。 ――すてきな場面に立ち会いましたね。これはご近所のスーパーでしょうか。 少し離れたスーパーでした。 ――自粛中のスーパーは、お客さんの人数は多いし、レジは混雑するし、品切れの商品も多くて、確かにお店の中がピリピリしたムードになること、ありましたよね。 東京では買い物を3日に1回に……ということからか、ひとりの買い物の量がすごいんですよ。物は品切れだし、お会計は待たされるし、怖い感じでした。 ――この男性は、何歳くらいのどんな雰囲気の人でしたか。 70歳くらいでしょうか。庭仕事して来たよ~という感じのほんわかした雰囲気の人でした。 ――ほんのひとつの冗談やふるまいで、場の空気を一変させられる人ってすごいと思います。 ほんとそうですよね~。コロナになるなよぉ~と言って去って行く姿、とてもステキでした。 ――男性が去った後の店内はどんな感じだったのでしょうか。 空気が柔らかくなった気がします。わたしも心が軽くなりました。 ――疲労やストレスを感じているであろう店員さんが笑顔になったのも、うれしいですね。 アハハハ! と笑っていました。いつも頑張ってくださっている店員さんの笑顔に、わたしも良かったなぁと思いました。 ――鼻歌と冗談で場を和ませてくれた男性にひと言お願いします。 おじさんのおかげで心がフッと軽くなりました。ピリピリ過ごしても、ご機嫌に過ごしても同じ時間。だったら気分よく過ごしたい! とあらためて気づかせてくれました。おじさん、ありがとうございます! ――漫画の読者にひと言お願いします。 心がピリピリッとなったら鼻歌。コレ、いいかもしれませんよ!
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