味よし!コスパよし!東京の学生たちに長年愛される人気の定食屋さん3選

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味よし!コスパよし!東京の学生たちに長年愛される人気の定食屋さん3選

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岩本信彦

フリーランスライター

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東京の学生の胃袋を支え続ける、老舗の定食屋さん。リーズナブルに栄養バランスの良い食事を摂ることができるおいしいお店は、地方出身者にとって心のオアシスですよね。今回は二子玉川・駒場東大前・高田馬場といった学生の多い街で特に人気の定食屋さんについて、フリーランスライターの岩本信彦さんがご紹介します。



 日本人であればご存知の通り、東京には多くの学校が存在します。

 大学や専門学校への入学を機に上京……というのもよくある話です。

 東京での生活は華やかに見えるかもしれませんが、よほど家が裕福であったり、稼ぎの良いアルバイトをしていたりしない限り自由に使えるお金は限られてしまいます。

 となると食費などの出費は抑えたいというのが心情。

 そんな学生たちの胃袋を支えるのが定食屋の存在です。

 筆者も学生時代の一人暮らしから今にいたるまで定食屋には助けられっぱなしです。

 今回の記事では特に学生たちから愛されている定食屋をいくつか紹介するので、近くに立ち寄った際は訪問してみてはいかがでしょうか。

>>関連記事:『孤独のグルメ』ファン必見! 井之頭五郎さえ気付いていない都内「町中華の名店」4選

●たぬき

 あまり学生の街というイメージはない二子玉川ですが、周辺には複数の大学があり、学生たちも多いです。

 そんな二子玉川で、体育会系の学生たちから絶大な支持を得ているのが「たぬき」です。

 店内には日体大相撲部や駒沢大学駅伝部といった、強豪として有名な部の色紙が飾られています。

 筆者がたぬきを訪れる際も、かなりの確率で体育会系の学生やOBとおぼしき方が食事をしています。

 ホールを担当する女将さんはそんな学生やOBたちと談笑しつつも、一般の方々への配慮が行き届いています。

 フランクな接客が気持ち良いので、何度も足を運びたくなってしまいます。

 味がおいしいのもさることながら、基本的に1,000円以下ですべてのメニューが食べられるのはうれしい限りです。

 筆者が特に気に入っているのは、豚汁定食。

 具材たっぷりの豚汁に納豆とたまごまでついています。

「たぬき」の豚汁定食(画像:岩本信彦)

 オーソドックスなメニューから少し変わり種までバリエーションが豊富で、食べざかりの学生でも満足のいくボリュームです。

 二子玉川という土地柄、いわゆる定食屋も少ないので、「たぬき」の存在は本当に貴重ではないでしょうか。

たぬき
所在地:東京都世田谷区玉川3-15-12 玉川3丁目マンション110号
TEL:03-3707-6809
アクセス:東急電鉄 二子玉川駅より徒歩6分

●菱田屋

 駒場東大前駅から徒歩3分ほどの場所にある菱田屋。

 なんと創業は明治時代で、東大向けの仕出し屋としてスタートしたそうです。

 特にランチの時間には東大生以外のお客さんも多数来店するので、店の外まで行列ができています。

 一般的な定食屋の価格帯よりもやや高めですが、味、内容共にハイレベルのため納得できます。

 看板メニューである生姜焼きをはじめ非常にバラエティに富んだラインアップ。

 筆者も来店時は何を食べるか迷ってしまいます。

 以下の画像はサバの味噌煮とごはんセット。

「菱田屋」のサバの味噌煮とごはんセット(画像:岩本信彦)

 そんな菱田屋ですが、昼と夜でも少し表情が異なります。

 定食を求めて長蛇の列ができる昼間に対して、夜は多少行列も緩和され、お酒を楽しむお客さんもちらほらといます。

 ただ、時間帯によっては並ぶことになるので、来店時は考慮しておきましょう。

菱田屋
所在地:東京都目黒区駒場1-27-12
TEL:03-3466-8371
アクセス:京王井の頭線 駒場東大前駅より徒歩3分

●洋庖丁(ようぼうちょう)高田馬場店

 日本有数の学生街、高田馬場の商店街にある定食屋です。

 来店客には学生もいますが、どちらかというと中年以上の男性が多く、カウンターのみで10席ほどの店内はいつも混み合っています。

 オーダーは食券制で店の外の券売機で食券を買う必要があります。

 アルバイトとおぼしき方と調理担当の店主の2人体制で回っているので、厨房はいつも忙しそうです。

 こちらはナスと肉の生姜焼き定食。

「洋庖丁」のナスと肉の生姜焼き定食(画像:岩本信彦)

 ナスと言えばみそ炒めを想像しますが、しょうが焼きをベースにした味付け。

 レトロで家庭的な見た目がなんとも食欲をそそります。

 卓上にはキュウリの漬物も用意されており、自由に取ってOK。

 味が良いのはもちろんですが、洋庖丁の魅力は価格です。

 先に紹介した2店よりもリーズナブルな価格設定なので、より気軽に行けるのではないでしょうか。

洋庖丁 高田馬場店
所在地:東京都新宿区高田馬場3-1-4
TEL:03-3362-9560
アクセス:JR・東京メトロ東西線 高田馬場駅より徒歩3分

令和の時代も学生たちに愛される定食屋

 筆者は学生時代〜今まで定食屋に通い続けています。

 安価でバランスの良い食事を提供してくれる定食屋には、本当に頭が上がりません。

 いわゆる街の定食屋というのは、いつの時代も多くの人の心の拠りどころになり得ます。

 肩肘はらずに楽しめる食事ほど幸せなものはありません。

 この記事を見ていただいた方も、ぜひ自分なりのお気に入りの一店をみつけてみてはいかがでしょうか。

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