近年話題の「二拠点生活」って本当に快適なの? メリット・デメリットを冷静に考えてみた

近年メディアをにぎわす「二拠点生活」。そのメリットとデメリットについて、不動産ライターの逆瀬川勇造さんが解説します。


なぜ二拠点生活はトレンドなのか

「二拠点生活」が近年、メディアをにぎわせています。そんな二拠点生活の

・メリット/デメリット
・都内へ通勤可能なおすすめスポット

について、知りたい人は多いでしょう。本記事ではそれらをご紹介します。ぜひとも参考にしてください。

※ ※ ※

 二拠点生活とはその名のとおり、ふたつの地域に生活の拠点を持ち、両方を行き来することです。これまでは、富裕層やリタイア世代が別荘地に住まいを構える――といった意味で使われていました。しかし現在では、現役世代で二拠点生活を満喫する人が増えつつあります。

 平日は都心部で仕事をしながら、土日は田舎でのんびり過ごしたり、自分の趣味に没頭したりと、その目的はさまざま。今や現代人にとって二拠点生活は、夢ではなくなりつつあるといっても過言ではありません。

二拠点生活のイメージ(画像:写真AC)



 そんな二拠点生活ですが、なぜトレンドになっているのでしょうか?

 その理由としては、働き方の多様化に合わせて柔軟なライフスタイルを選べるようになってきたことが挙げられます。

 近年は、

・働き方改革
・副業解禁
・リモートワーク普及

などの動きから、より自分らしい働き方が可能になっています。

 これまでのような「仕事一筋」の生き方よりも、「自分らしい」生き方を求める人たちも増え、こうしたニーズに合う結果として、二拠点生活がトレンドになっているのです。

三つのメリットとは

 さて、ここからは二拠点生活のメリットについてご紹介していきます。

●メリット1:その土地ならではの生活を満喫できる
 訪れた土地の魅力は旅行でも感じられますが、実際に住んでみるとより多くの情報を得られます。例えば、自然豊かな土地で四季の移り変わりを感じたり、キャンプや釣りを楽しんだりと、都会では体験できないような生活が満喫できます。

●メリット2:自然豊かな環境で子育てができる
 都心にはない自然と触れ合うことで、家族との思い出を作ったり、子どもたちの成長を感じられたりします。平日は仕事で家族との触れ合いが少なくても、二拠点生活を始めることで、週末はキャンプなどのアウトドアを楽しんだり、農業をしたりと、家族と過ごす時間を増やせます。子どもの成長にも大いに役立ちます。

●メリット3:移住支援制度が活用できるケースがある
 例えば過疎化が進む農村や漁村などを支援する目的で、移住支援制度が充実している地域も多くあります。この制度が利用できれば、移住費用の援助や働く場所のあっせんなどが期待できます。長野県では、東京圏や愛知県、大阪府から移住した場合、移住支援金がもらえます。茨城県でも同様の制度が利用可能です。

長野県移住支援金対象求人情報サイト「信州で働こう!」のウェブサイト。移住支援金マッチングサイト(画像:長野県)



 いずれの制度も一定の条件をクリアしなければなりませんが、こうした制度を活用すれば費用負担を抑えられるため、大きなメリットといえます。

ふたつのデメリットとは

 次は、二拠点生活のデメリットです。

東京での生活イメージ(画像:写真AC)



●デメリット1:費用が掛かる
 当然ながら、2軒分の家賃・水道光熱費を支払わなくてはなりません。さらには家電なども2軒分必要です。また実際に生活を始めた場合、二拠点間を移動するための交通費も必要です。賃貸ではなく、物件を購入した場合でも同様。移住支援制度が活用できた場合でも費用面の負担は大きくなるため、注意しましょう。

●デメリット2:二拠点生活がしにくい職業がある
 リモートワークができる職種であれば、特に問題はありません。しかし、リモートワークに対応していない企業や休みが不規則な職種など、二拠点生活がしにくいケースも多くあります。二拠点生活を検討す際には、こうしたデメリットを理解したうえで検討するとよいでしょう。

三つのおすすめスポットとは

 実際に二拠点生活を行う場合、いったいどのような場所がよいのでしょうか。ここでは、都内に1時間以内で通えるおすすめスポットを三つご紹介します。

湘南のイメージ(画像:写真AC)

●湘南
 サーフィンの聖地として知られますが、東京都心部から1時間程度で行ける場所にあり、二拠点生活を行うのにおすすめの地域です。物件も独身世帯向けからファミリー向けの賃貸住宅までバラエティー豊富で、自分にあったライフスタイルを過ごせるでしょう。平日は都心で働いて、土日は思い切りサーフィンを楽しむなど「海辺の町」で過ごす二拠点生活を送りたい人にはおすすめです。

●葉山
 海も山も楽しめる地域です。安くて広い物件も多く、低コストで二拠点生活が実現できます。都会の騒がしさのなかですり減ってしまった心を、海と山で癒やす――そんな生活に憧れる人にはおすすめです。

●軽井沢
 都心から1時間程度で行けるだけでなく、自然豊かな別荘地としても人気です。そのネームバリューゆえに家賃相場は高いと思われがちですが、立派な豪邸でなければ低家賃の物件も多くあります。都会とは違う、ゆったりとした自然のなかで過ごせます。

※ ※ ※

 ここまで、二拠点生活のメリット・デメリット、おすすめの地域をご紹介してきました。

 前述のように、働き方改革や副業解禁、リモートワーク普及によって多様な働き方ができるようになり、二拠点生活のニーズは今後はさらに高まっていくことが予想されます。

 平日は都心で働きながら都会の暮らしを満喫し、土日は自然豊かな田舎でのんびりと過ごすといった夢のような生活も実現できます。そのためにも、二拠点生活について少し考えてみるのもよいでしょう。


【調査結果】「二拠点生活」に興味がある人、なんと3割弱だった!

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