『おかえりモネ』東京編が過去の朝ドラと決定的に違うコト 「傷ついた人」に寄り添う脚本の温かさとは

2021年5月から放送中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』。作中には、愛する人との別離をきっかけに深く傷つき、依存症を抱えたという設定の人物も登場します。「弱さ」への向き合い方を本作はどのように描いているのか。フリーライターの苫とり子さんがじっくり解説します。


東京の気象会社で働く主人公モネ

 女優の清原果耶さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(通称・朝ドラ)『おかえりモネ』。本作は宮城県気仙沼出身のヒロイン百音が、気象予報士として成長していく姿を描いたもの。

 2021年9月現在は気象予報士試験に合格した百音が上京し、気象情報会社で働く“東京編”が放送されています。

2021年8月に発売された、連続テレビ小説『おかえりモネ』東京編の見どころを紹介する「NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 おかえりモネ Part2」(画像:NHK出版)

 百音が朝の情報番組のお天気コーナーで中継キャスターデビューを果たし、プライベートではかつて働いていた宮城県登米市の森林組合で出会った医師・菅波(坂口健太郎さん)との仲を深めたりと、しばらく微笑ましい展開が続いた本作。

 しかし、第15週「百音と未知」(8月23日~8月27日)では妹・未知(蒔田彩珠さん)が思いを寄せる百音のおさななじみ・亮(永瀬廉さん)が突然東京に現れ、波乱の展開を迎えました。

 永瀬さん演じる亮は2011(平成23)年3月11日の東日本大震災で母親が行方不明になり、そのことがきっかけでアルコール依存症になってしまった父・新次(浅野忠信さん)との関係に悩みを抱えているという役どころです。

 震災だけにとどまらず、生きてる中で誰もが抱えうる“心の傷”に寄り添う本作ですが、筆者が特に注目したのは「依存症患者」の描き方です。

 依存症(アディクション)とは、アルコール、薬物、ギャンブル、買い物、ネットなど、特定の物質や行動をやめたくてもやめられなくなってしまう状態のこと。その種類は多種多様で、摂食障害なども依存症の一種(プロセス依存)とされています。

 厚生労働省研究班が2013年に発表した調査によると、アルコール依存症患者は109万人。予備軍(多量飲酒者)を含めると、980万人にも及ぶと言われているのです(2013年 厚生労働省研究班「WHO世界戦略を踏まえたアルコールの有害使用対策に関する総合的研究」より)。

決して他人事ではない、身近な問題


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