実施or中止? 都内有名大学は新型コロナで「卒業式」をどう乗り切るのか
2020年3月15日
ライフ新型コロナウイルスの影響で、都内イベントの中止が相次いでいます。そんななか、都内有名大学の卒業式はどうなるのでしょうか。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
イベントも中止せざるを得ない状況に
出会いと別れの春――。3月は卒業式が行われ、仲間たちと学び過ごした校舎から巣立つシーズンです。しかし2020年の3月、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、都内の大学は卒業式を軒並み中止とするなど、例年とは異なる別れの季節を迎えています。
どの大学も苦渋の決断の末、中止の決定を下していますが、東京都内の有名大学のうち東京大学(文京区本郷)など数校では形を変えて式を行い、卒業生を送り出す予定です。

MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の中でも、明治大学(千代田区神田駿河台)と法政大学(同区富士見)は例年武道館で卒業式を行ってきましたが、オリンピックとパラリンピックに向けた改修工事のため、本年度は両国国技館(墨田区横網)で行う予定でした。しかし、こちらも昨今の情勢から式の中止を決定しています。
会場を借りて式を行うことは、短期間で大勢の人たちが出入りすることを意味しています。運営側が掃除や除菌を十分に行ったとしても、目に見えないウイルスを完全に除去することは極めて難しいでしょう。
また卒業式に参加する学生や保護者が予防を行ったとしても、感染を防げるとは言い切れません。大学側のこうした決断は致し方ないと言えます。

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