手塚治虫、美空ひばり……過去の偉人を「AI」で再現するのはアリ? 倫理とテクノロジーのはざまで考える

人工知能(AI)技術の活用は今、音楽や漫画作品といった芸術の分野でも進められています。このことがもたらすメリットと、議論すべき課題とは? 音楽ライターの村上麗奈さんが解説します。


豊島区・トキワ荘と『東京ブギウギ』の記憶

 かつて豊島区にあったトキワ荘で、数々の名作を生み出した手塚治虫。2020年に、手塚プロダクションとキオクシア(港区芝浦)がコラボし、手塚治虫の新作を人工知能(AI)が描くプロジェクトが行われました。

2020年に発売された『ぱいどん AIで挑む手塚治虫の世界』(画像:(C)「TEZUKA2020」プロジェクト/手塚プロダクション/講談社、キオクシア)

 このプロジェクトのCMに使用される楽曲を作曲したのもAI。AIの活躍とその可能性の大きさに広く話題を集めました。

 AIの利用について、多くの人にインパクトを与えたプロジェクトは他にもあります。

『東京ブギウギ』『新宿の女』など、東京にまつわる数々のヒット曲を歌った美空ひばり。昭和の東京歌謡といえば、美空ひばりを思い出す人も多いのではないでしょうか。そんな美空ひばりが、令和に新曲を歌いました。

 2019年、歌声合成技術「VOCALOID:AI」を用いることにより、故人である美空ひばりの歌声再現をする取り組みが行われたのです。この年の第70回NHK紅白歌合戦で、AI美空ひばりがホログラムで映し出され、新曲を歌唱した姿を覚えている人も少なくないでしょう。

 ここ数年耳にすることが増えたAIに関するニュース。今やAIは特別なものではなく、私たちの身近なところでも活躍し、生活を支える存在になっています。

 新型コロナウイルスの感染拡大も相まって近年多くの業界でデジタル化が推し進められていますが、その一端をAIが担っていることはいうまでもありません。

作詞、作曲、歌唱までもAIが行える時代


【画像ギャラリー】AIが「手塚キャラ」を描く様子(3枚)

画像ギャラリー

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