札幌クマ出没は人ごとではない! 東京は世界的にも珍しい「クマが生息している」首都だった

北海道札幌市で起きたヒグマの出没騒動。似たような事態は東京でもかつて起きていました。フリーライターの小西マリアさんが解説します。


クマが生息する首都「東京」

 6月18日(金)に北海道札幌市で起きたヒグマの出没騒動――住宅地を徘徊(はいかい)した熊は陸上自衛隊丘珠駐屯地に侵入し、駆けつけた猟友会によって駆除されました。住民や自衛隊員がけがを負いましたが、死者が出なかったのは不幸中の幸いです。

 テレビ報道ではヒグマが自衛隊駐屯地の門を乗り越えて侵入する姿が報道され、視聴者に驚きを与えました。

 人間が動物に襲われるこのような危険性は、東京でも無縁ではありません。東京では

・奥多摩町
・檜原村
・あきる野市
・青梅市
・八王子市
・日の出町

の森林にツキノワグマが生息しています。

ツキノワグマ(画像:写真AC)

 首都となっている地域にクマが生息している例は珍しく、東京都環境局のサイトにも「東京は世界的にも珍しいクマが生息している首都です」と記されているくらいです。

2016年に青梅市で被害

 本州や四国などに生息するツキノワグマは、北海道に生息するヒグマに比べると小型な種類です。性格は臆病で人間の気配に気付くと逃げてしまうとされています。

 しかし鋭い牙と爪を持ち、時速40kmで走る身体能力を持ったいわば猛獣です。偶然遭遇したとき、特に子グマを連れた母グマの場合は非常に危険だとされています。

 実際、ツキノワグマに襲われた人間が死亡する例もありますから、ヒグマに比べると劣るとはいえ、危険な生物であることに間違いはありません。特に山にある木の実が不作だった年には、人間の生活空間まで餌を求めて出没する事例が全国的に報告されています。

 東京でも2016年には青梅市で飲食店の倉庫がクマに荒らされる事件が起きています。また、行楽客の多い奥多摩周辺では行楽客の捨てた残飯などを狙ってツキノワグマが出没する例もあるとされています。

青梅市(画像:(C)Google)

 2007(平成19)年は秋川渓谷周辺でツキノワグマが度々出没する騒動がありました。目撃されたツキノワグマが同一個体であったことから、行楽客の捨てた残飯の味を覚えて出没しているのでないかと警戒されました。

都心部でも出没


【画像】大自然のヒグマ(7枚)

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