【東京出身タレント名鑑】フワちゃんと何が違う? 元なでしこ・丸山桂里奈(大田区)がいつの間にか人気タレントになれたワケ

多くの俳優やアーティスト、タレントたちを輩出してきた街・東京。そんな東京出身の有名人にスポットを当てて、その人柄や魅力に迫ります。今回紹介するのは、元なでしこジャパン日本代表でありながら、その後タレントとしても目覚ましい活躍を見せている丸山桂里奈さんです。

「地元・大田区大森を守りたい」と宣言

 昨今のテレビ業界では、ベテランのお笑い芸人が司会を務め、女性タレントがひな壇に座ってエピソードトークを披露するという光景をよく見かけます。

 男性芸人たちは以前からボケやツッコミによって番組全体の盛り上げを担ってきましたが、最近ではその役割は女性タレントにも求められているように変化しています。

 バラエティー番組において、笑いを取ることができる女性タレントというのはもはや必要不可欠な存在となっており、そのポジションをめぐって多くの女性タレントがしのぎを削っています。

 芸人、モデル、フリーアナウンサーなどジャンルを問わず、各々が生き残るために独自の戦略で勝負しています。いわゆるおバカキャラを演じたり、奇抜なエピソードを披露したりなど、笑いのパスを出すのが上手な女性タレントほど重宝され、多くの番組に呼ばれるのはある種当然のことでしょう。

 その中で今回注目したいのは、元なでしこジャパンFWの丸山桂里奈さん。2021年3月からスタートした朝のバラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)では月曜レギュラーを務めており、瞬時に笑いを生み出す天然ボケなコメントは業界内でも好評です。

すっかりお茶の間の人気者として定着した丸山さん。2021年5月には待望のYouTubeチャンネルを開設した(画像:ホリプロ)



 2020年8月18日配信の共同通信社の記事(「丸山桂里奈「バットウーマン」に DVDをPR」)によると、1983(昭和58)年生まれの丸山さんは大田区出身。

 海外ドラマ「「BATWOMAN バットウーマン」のPRイベントに登場し「地元が東京都大田区大森なので、大森シティを守ります。下町を大切にしたい」と発言しています。

「大森区」と「蒲田区」が合併して誕生

 同区は東京都の東南部に位置しており、面積は61.86平方キロメートル、人口は約73万人(2021年6月時点)。東は東京湾、西・南は多摩川に面し、江東区、品川区、目黒区、世田谷区、川崎市とそれぞれ隣接しています。

丸山さんの出身地である大田区(画像:(C)Google)



 たくましいクスノキが区の木として制定されているほか、同区サイトによると製造業事業所数と従業員数、従業員4人以上の事業所における製造品出荷額について、東京都23区で第1位。従業員1~9人の工場が全工場の約7%%を占めていて、区内の工場のほとんどが従業員の少ない、小さな工場とのこと。

 区名は、1947(昭和22)年に当時の「大森区」と「蒲田区」から1文字ずつ取って命名されたそうです。

 そんな大田区出身の丸山桂里奈さんですが、元なでしこジャパンのサッカー選手でありながら見事タレント転身に成功し、毎年数々のバラエティー番組に引っ張りだこになっています。

 有吉弘行さんや明石家さんまさんをはじめ、どんなタイプの司会者の番組でも確実に笑いを取るポテンシャルは皆さんご存じの通り。もはやテレビで見ない日はないほどの活躍ぶりで、タレントしての地位を確立しています。

 今回はそんな一流タレントの丸山桂里奈さんがなぜタレント転身に成功したのか、人柄や戦略を分析しながら理由を探っていきます。

丸山さん、ウソがつけない天然な人柄

 2016年に現役引退後、タレントに転身した丸山さんですが、当初は独特の“天然キャラ”“ぶっちゃけキャラ”に面食らってしまった視聴者も少なくなく、テレビに出演すればときに批判を受け、ネットで炎上する場面も見受けられました。

大胆で正直すぎる発言で、タレント活動当初は炎上したことも(画像:写真AC)



 もちろん、わざと炎上するような発言をしていたわけではありません。丸山さんは自分から話すタイプではないものの、ウソをつくのが苦手で、どんな質問にも正直に答えてしまう天然な人なのです。

 過去の恋愛事情について、普通のタレントならお茶を濁すようなことを聞かれても、躊躇(ちゅうちょ)なく答えてしまう。そのぶっちゃけっぷりが、テレビに出るためのキャラ作りだと誤解されてしまったのかもしれません。

 自身のこうした性格については、読売新聞が運営するウェブメディア「大手小町」のインタビューで述べています(2018年1月24日)。

批判されてもブレず、正直を貫く姿勢

 当初は視聴者から敬遠されていた丸山さんですが、今となっては、すっかりお茶の間の人気者。なぜ、劇的に好感度を向上させて、人気者の地位を手に入れられたのか?

 それは、どれだけ批判されてもブレないメンタルの強さがあったからだとみることができるでしょう。

 丸山さんは、どんな質問でも聞かれたことに対して意見を正直に返すことが、質問した人に対して敬意を払うことだと考えており、その姿勢を変えずに貫いた結果、次第に視聴者が彼女の魅力を理解し始めたのです。

 また、丸山さんはテレビに出演する際、必ず“元なでしこジャパン”という肩書きを名乗っています。

丸山さんの活躍は、現役当時も今も、若い女性サッカープレイヤーに勇気を与えている(画像:写真AC)



 これは、長年お世話になったサッカー界に恩返ししたいという思いがあり、女子サッカーの発展に少しでも貢献するためです。

 このように、当初はぶっちゃけキャラという一面ばかりが目立っていましたが、実はちゃんとした考えを持った正直な人柄なのだということが徐々に認識されていき、人気が高まっていきました。

 こうした自身の考えについては、アスリート専門webメディア「SPREAD」のインタビューで述べています(2019年04月26日配信)。

フワちゃんと何が違う? それぞれの“戦略”

 さて、丸山さんと同じく、どちらかと言えば“マイナス”の第一印象からメキメキと評判を上げて人気者にのし上がった女性タレントを挙げるとしたら、2020年から破竹の勢いで芸能界を席巻しているフワちゃんを思い出す人も多いのではないでしょうか。

 ちょっと奇抜なキャラという点で共通しているこのふたり。しかし芸能界における立ち居振る舞いや戦略について比較してみると、興味深い違いが見えてくることに気づくはずです。

2021年も破竹の勢いを見せるフワちゃん。3月にはファッション通信マガジン『SHEL’TTER Vol.54 SPRING 2021』の表紙を飾った(画像:バロックジャパンリミテッド)



 フワちゃんはハイテンションで大御所にもタメ口で話すというキャラ設定でテレビに登場、破天荒で強烈なインパクトが視聴者の度肝を抜きました。

 空気を一切読まず自由に立ち振る舞っているように見える彼女の姿に、当初は批判的な声がSNSなどでも多く集まりました。

 しかし、ただ身勝手に行動するのではなく、番組の流れをくみ取りながら、絶妙なタイミングでボケる。タメ口で話してはいるものの、失礼になりすぎないように気配りをおこたらない。

 そういった緻密な計算に基づいたやり方が次第に認知され始め、視聴者からの人気も高まっていきました。

 一方、丸山さんは(テレビ画面で見る姿や、業界の評判を聞く限り)“本物”の天然ボケです。

 計算せず、正直に発言する。何も飾らないことこそが戦略なのです。

 バラエティーで笑いをもたらす女性タレントであり、かつ極めてキャラが強いふたりは、似ているようでいて実は全く別の資質によって人気者の地位を獲得したのでした。

 とりわけ丸山さんについては、策に溺れず、ありのままの自分でいることで評価されている点を見るにつけ、それだけタレントとして天性の才能があるのだろうと思わずにはいられません。

極めて多様性に富んだまち、大田区

 彼女の出身地である大田区は、日本のものづくりを支える町工場がいくつも現役で稼働し、日本の空の玄関口・羽田空港もあり、庶民的な立ち飲み居酒屋が並ぶ蒲田や、日本屈指の高級住宅街・田園調布を擁する、極めて多様性に富んだまち。

 区内有数の巨木として知られる本町稲荷神社のクスノキは、区のシンボル的存在でもあり、堂々とした居住まいはどこか丸山さん自身の姿とも重なります。

 批判されても決してブレず、常に正直にあろうと心にとめる一流タレント・丸山桂里奈さんは、大田区出身だからこそ誕生したのかもしれません。丸山さんの今後のさらなる活躍が楽しみです。

【画像ギャラリー】特大インパクト「ヘン顔」の丸山さん(2枚)

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