さらにお得に都内を旅する!「もっとTokyo」「ただいま東京プラス」年明けも継続

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さらにお得に都内を旅する!「もっとTokyo」「ただいま東京プラス」年明けも継続

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シカマアキ

旅行ジャーナリスト、フォトグラファー

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春休みの予定はお決まりですか? 全国旅行支援には東京都民が使える「もっとTokyo」割や、東京都内限定で割引になる「ただいま東京プラス」も併用できます。すでに各社で予約受付が開始されました。全国旅行支援を5回利用した旅行ジャーナリストのシカマアキさんが、2022年版からの変更点やお得な利用方法などを解説します。

 国内旅行がお得にできる「全国旅行支援」が2022年10月11日から行われ、2023年以降も実施延長が決まりました。東京都民向け「もっとTokyo」や東京都の全国旅行支援「ただいま東京プラス」も、2023年3月31日までの旅行が対象。全国旅行支援を5回にわたって利用した筆者が、以前との変更点、おすすめの利用方法などを、実体験を含めて紹介します。

●都民割も継続、しかし割引率が下がるので注意

 全国旅行支援「ただいま東京プラス」と、通称・東京都民割の「もっとTokyo」(もっと楽しもう!TokyoTokyo)は、実は別。まず、もっとTokyoについて、2023年1月からの支援内容は以下の通りです。

【もっとTokyo】
■宿泊旅行:1人1泊5,000円割引
■日帰り旅行:1人1回2,500円割引
対象期間:2023年1月10日(火)~3月31日(金)
※1月5日より予約受付開始
利用条件:身分証明書、ワクチン3回接種もしくはPCR検査結果などの提示
※1回の旅行につき1人5泊まで

 なお、引き続き「ただいま東京プラス」との併用は可能です。

>>画像一覧はこちら

●ただいま東京プラスも割引率減少、クーポン引き続き提供

 一方、「ただいま東京プラス」は、全国の日本国内在住者が対象です。東京都民も含まれます。2023年1月10日以降、割引率が最大40%から20%に減少、クーポンの金額も減ります。

【ただいま東京プラス】
■交通付き宿泊旅行:1人1泊あたり5,000円まで割引
■宿泊のみ・日帰り旅行:1人1回3,000円まで割引
■地域クーポン:平日1人2,000円/休日1人1,000円
対象期間:2023年1月10日(火)~3月31日(金)
利用条件:身分証明書、ワクチン3回以上接種もしくはPCR検査結果などの提示
※1回の旅行につき1人7泊まで

お台場とレインボーブリッジ(画像:photoAC)



●東京都民がW支援で割引を「併用」する方法

 東京都民で、東京都内を旅行するのであれば、両方の「併用」が可能です。予約の手順は以下の通り。

【1】予約時にもっとTokyoの割引を、先に適用
【2】その割引後の旅行代金から、ただいま東京プラスの割引額を算出

 「もっとTokyo」を「ただいま東京プラス」と併用する場合、平日9,000円以上/休日8,000円以上が助成対象。併用しない場合は6,000円以上(旅行者支払額1,000円以上)が助成対象です。

お得に旅して都内で「うなぎ」を食べるのもおすすめ(画像:シカマアキ)

 「もっとTokyo」および「ただいま東京プラス」の予約は、「楽天トラベル」「じゃらん」などの旅行予約サイトがおすすめ。最初に割引クーポンを取得し、予約決済時にその割引クーポンを適用する流れです。

 東京都の旅行は全国的に人気が高いため、予約直後に販売予定金額が終了になってしまうことも。予約開始前にスタンバイしましょう。

●最初は難しい「クーポン」活用法、アプリのほうが利用店舗多め

 全国旅行支援を実際に使ってみて、最も苦労したのは「クーポン」の使い道です。このクーポン、都道府県によって使い勝手がまったく異なります。

 東京都の場合、まず決済アプリ「regionPay」をスマートフォンにダウンロードし、クーポンをチャージして利用します。レジなどにあるQRコードを読み取って利用金額を入力すると決済完了。紙クーポンの利用も可能ではあるものの、アプリで利用できる店舗が圧倒的に多いので注意が必要です。

クーポン決済アプリ「regionPay」(画像:シカマアキ)

 クーポンは飲食店などで主に利用できますが、マクドナルドやスターバックスといった全国チェーンの店舗はほぼ対象外。セブンイレブンやローソン、成城石井やイオン、ドラッグストアなどでも利用できます。

 まとめて利用するのにおすすめなのは、東京駅の「グランスタ東京」や羽田空港内の土産店など。実のところ、東京都はまだ利用できる店舗が他の都道府県より多めなので助かります。できればアプリで利用しましょう。

東京駅にも「クーポン」が利用できる店舗がある(画像:photoAC)

 また、以前あって現在停止中の別の旅行支援「GoToトラベル」のクーポンと違い、近隣の都道府県では利用できません。また、利用は旅行期間中のみです。

 「身分証明書」「ワクチン接種3回以上証明」などを全員分、必ず忘れないようにしましょう。ホテルチェックイン時などに提示が必要。身分証明書は運転免許証などの原本、ワクチン接種証明はアプリもしくは紙、またPCR検査などの陰性証明書の原本など。もし忘れると、割引を受けられずに追加料金を支払う羽目となり、クーポンももらえません。

●販売終了しても再び販売されることもあるので諦めずに!

 現在停止中の「GoToトラベル」と全国旅行支援は、同じ旅行で割引になり、旅行中にクーポンがもらえるものの、まったく違うものと考えたほうが良いでしょう。都道府県ごとにルールもクーポンの使い勝手も全然違うので、そのたびに調べる必要があります。

 特に、東京都の旅行支援は全国的に人気です。販売開始と同時に予約サイトにアクセスが殺到し、なかなかつながらないと思ったら販売終了という事態も。一度販売終了になっても再び販売される、別の予約サイトだとまだ販売中ということもあります。ビジネスの出張でも利用可。粘り強く探してみてください。

 東京都民にとって、ダブルで割引が受けられると、自己負担が実質数千円、数百円です。この金額で旅行できるのは、やはり非常にお得。2023年3月31日(4月1日チェックアウト)までにぜひ都内を旅行し、活用してみてはいかがでしょうか。

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