10連休明けの「憂うつ」、どのように防いだらよいのか?
理由の半数以上は「疲れ」「早起き」 企業向けコンサルティングサービスなどを手掛けるアックスコンサルティング(渋谷区恵比寿)が20代から60代の男女560人を対象に行った「連休明けの仕事」に関するアンケート調査で、約8割が連休明けに「会社に行きたくないと思ったことがある」と回答したことが分かりました。どのような理由からそう感じたのでしょうか。 「連休明けの仕事」に関するアンケート調査において、8割が連休明けに「会社に行きたくない」と思ったことがある(画像:写真AC) 理由の1位は「連休に出かけたりしたため疲れているから」(30.6%)、2位は「早起きしなければいけないから」(24.8%)との結果でした。「仕事で会いたくない人がいるから」(10.9%)、「通勤電車が嫌だから」(9.8%)と回答した人は比較的少なく、原因の半数以上を「疲れ」と「早起き」が占めています。 今年は10連休。連休明けに会社に行きたくないと思う気持ちは、普段の連休にも増して強くなるのではないでしょうか。 また、「会社に行きたくない」と思ったことがある人たちに、その対策について尋ねたところ、「美味しい朝ごはんを食べる」「普段は食べない美味しいものを食べる」など、食で自分自身を元気づける回答が比較的多く見られました。 そのほかに、「服装を変えたり持ち物を変えたりしてリフレッシュする」「プライベートな時間で好きなことをする段取りを考える」というコメントがあり、憂うつな気持ちを払しょくするべく、仕事以外の部分で気分転換に繋げようとする回答も。なかには、「対策はないが、気合で出勤する」というコメントもありました。 解決法「楽しい同僚の顔を想像して」 アックスコンサルティング代表の広瀬元義さんは、この解決法のひとつとして次にように話します。 「いちばん楽しい同僚の顔を想像して、会いたいと思って寝るというのはどうでしょうか? 子供のころ、学校がある日はなかなか起きられないのに、休みの日になるとアニメを見るために早起きをしたり、出かける予定があると早く目が覚めてしまったり。それと同じように、会社の中にもちょっと違う楽しみを見つけられると良いですよね」 また、最も良い対策として、連休中もずっと同じ時間に起きるという方法もあると広瀬さんはいいます。 確かに、せっかくの休みなので「朝寝坊したい」と思いますが、規則正しい生活を送ることで、疲労の蓄積を防いだり、体調が良くなって仕事への活力を養えることに繋がったりするのではないでしょうか。
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