若い頃のキムタクも着てた! 90年代『渋カジ』を描いた漫画 オチに「ちょ、待てよ!」

東京の街を彩ったファッションの数々を、イラストレーターのpiguraniさんが漫画に描きました。


渋カジの「渋」ってどういう意味?

pigurani(ピグラニ)さんは、服飾関係の会社で働くかたわらイラストや漫画を描くイラストレーターです。SNSでは「巡りめくるファッション史」と題した作品を配信中。そんなpiguraniさんが東京の街を彩るファッションと歴史について描く、アーバンライフメトロ・オリジナル4コマ漫画。今回のテーマは「渋カジ」です。

piguraniさんが描いたファッション漫画のカット(piguraniさん制作)

――piguraniさん、今回の作品を作った背景を教えてください。

 2021年は西日本を中心に早い梅雨入りで、気温もこれから徐々に上がる時期、カジュアルな服装も増えてくるんじゃないかと思い、カジュアルの流行の原点とも言える「渋カジ」をテーマにしました。

――この「渋カジ」スタイルがはやっていたの、覚えています! ビッグシルエットの流行は巡りますね。今もわりと多い印象です。

 そうですね。90年代のビックシルエットは現在も巡って流行しています。

 厳密にいうビックシルエットの流行はヒップホップ文化の流行からになりますが、この渋カジにしても、ファッションにおいてアメリカからの影響を強く受けていたと言えます。

――渋カジの少し前は、バブル期のキメキメファッションが多かったはず。渋カジでカジュアル化が進んで、その後はギャル文化やストリート系の台頭。20世紀のファッションは目まぐるしくて大河ドラマのよう!

 とても面白い考察だと思います。

 ファッション史を振り返ってみますと、モード(ドレスきれいめ系)とストリート(カジュアル系)はカウンターカルチャーの中で互いに台頭し合いながら流行を巡らしていっています。これは社会の浮き沈みによって、その時代におけるTPOが変化していることを現しています。

 私たちがいつも服装をその日の気分で変えるのと同じように、社会も時代によって服を着替えているって想像すると楽しいですね。

――社会も時代によって服を着替える。すてきな指摘です。渋カジは今見てもかっこいいと感じます。今後また流行になることはありそうでしょうか。

 あるとも言えるし、ないとも言えます(笑)。

 渋カジってようは「アメリカで人気の長く使えるいいアイテム」を日本で取り入れたファッションなんです。だから昔からずっと今も流行(はや)り続けているともいえます。

 しかし時代の流れ的に、現在はファストファッション主流でどんどん服も消費していくのが当たり前の時代、それを考えると「長く使う」というのは古い考え方なのかもしれません。なので「ない」といえます。

 ただ個人的には、長くいいもの使うという考えはまた一周して見直されるんじゃないかと考えていますので、あらためて「ある」の方を少し強調して言いたいです。

――なるほど。深い考察ですね。若い頃、キムタクのまねをしていたという大人の男性たちにひと言お願いします。

 もし押入れに眠っている昔の「リーバイス」があれば、今一度履いてみてはいかがでしょう? もし穿くことができたなら“真のキムタクラー”と言えるでしょう。もし穿けなければ、オークションに流してみては? ちょっとしたお小遣いになるかも!

――漫画の読者にひと言お願いします。

「渋カジ」ご存知でしたでしょうか? なかなか奥深い流行ですが、個人的にはこのマンガのオチで覚えていてもありだと思います(笑)。今回もご静観ありがとうございます。


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