近年ミュージカルでも大人気 新選組のイケメン「土方歳三」の遺体はなぜ発見されなかったのか
2020年7月1日
知る!TOKYO年代を問わずいつまでも人気が衰えない、新選組副長の土方歳三。実はその遺体は、いまだに発見されていません。なぜでしょうか。ノンフィクション作家の合田一道さんが推理します。
アニメやミュージカルでも大人気
幕末の京洛(きょうらく)で剣を振るった新選組の副長、土方歳三(ひじかた としぞう)。
彼を題材にした作品は、小説だけでなく漫画やアニメ、ミュージカルなども制作されていて、年代を問わないその人気は今も高まるばかりです。

2020年は新型コロナ禍のあおりで影響を受けましたが、例年なら、命日の5月11日に東京・日野市の生家跡の土方歳三記念館(日野市石田)は大変なにぎわいを見せます。
北海道・函館市では毎年5月中旬に「五稜郭(ごりょうかく)祭り」が催されますが、初日の最大のイベントが土方歳三コンテスト。国内から参加した大勢の男女が歳三に扮(ふん)して登場し、見事な太刀さばきを見せ、弾丸に斃(たお)れる――。沿道を埋めた観衆から喝采(かっさい)を浴びます。
それにしても歳三って、なぜそんなに人気があるのでしょう。
遺体を巡る論争、いまだ決着せず
ただ1枚しか残されていない写真の優しい顔立ち、ドラマに登場するさっそうとした殺陣(たて)、男らしい振る舞い、といろいろあるでしょうが、原因はもっと違うところにありそうです。
実は、遺体がいまだに発見されていないのです。戦死した現地の函館でも、何度か遺体を巡る論争が起こっていますが、決着が付いていません。
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