コナンの地元は新大久保だった? 劇場版も好調、名探偵と「鉄道」の切っても切れない関係とは
2021年4月29日
ライフ毎年GWに公開される人気の劇場版『名探偵コナン』シリーズ。そんな同シリーズでは、これまで鉄道をたびたび描いてきました。フリーランスライターの小川裕夫さんが詳細を解説します。
鉄道がたびたび描かれるコナン映画
人気マンガ『名探偵コナン』の劇場版最新作『名探偵コナン 緋(ひ)色の弾丸』が4月16日(金)に一般公開され、10日間で興行収入39億円となりました(26日時点)。
新型コロナウイルスの影響で2020年に公開が延期されていましたが、公開直後の熱気を見るに、ファンの期待がさらに高まっていたことがわかります。
最新作には、名古屋と東京を時速1000kmで結ぶ真空超電導リニアが登場します。現実世界のリニアは時速603kmというギネス記録を打ち立てましたが、リニアを運行するJR東海は時速500kmを公式的なスピードとしています。
原作であるマンガのみならずテレビや映画など、コナンは多くの物語を紡いできました。そんな多くの作品のなかでは、鉄道はたびたび描かれています。
コナンはフィクションですが、作中に描かれる鉄道はリアルな描写で、モデルとされる鉄道や駅も実際に存在すると言われています。
米花駅のモデルは新大久保駅?
主人公・江戸川コナンが住む米花町(べいかちょう)には、米花駅が玄関駅として所在している設定です。

1997(平成9)年に公開された劇場版第1作『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』では、東都鉄道の環状線が事件の舞台になり、その環状線の駅として米花駅が登場しています。ほかには、環状線の駅として沢袋駅なども。
アニメ描写から推測すれば、東都鉄道環状線は山手線、そして米花駅は新大久保駅がモデルであることは間違いありません。また、沢袋駅は池袋駅と類推できます。
新大久保駅は2020年に新駅舎へと改築されましたが、真新しい駅舎は映画で描かれている駅舎とはまったく異なる印象を受けます。それでも高架線や1面2線のホームなど、駅構造は変わっていません。
そのため、新大久保駅に降り立つと、今にもコナンが走ってきそうな錯覚に陥る人も少なくないでしょう。
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