「ノンアル飲料×激辛フード」がブームの兆し? 酔わずに「ハイになれる」は本当か
2021年4月24日
ライフノンアル飲料と激辛の料理。それぞれ人気のこのふたつを一緒に楽しむ人が増えているようです。一体なぜ? 「ノンアル×激辛」の愛好家たちやメーカー、専門家を取材しました。
唐辛子、辛みそ、タバスコ、ラー油……
お酒は控えたい、でも適度な刺激が欲しい――。そんな人たちの間で今、「ノンアルコール(以下、ノンアル)飲料」と「激辛メニュー」を一緒に楽しむ機運が高まっているようです。
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荒川区在住で、動画コンテンツの音響監督などを務める男性会社員(41歳)は最近、健康に気を遣ってノンアル飲料を選ぶ機会が増えたといいます。
スーパーマーケットでビールテイストやサワーテイストの缶を買い、自炊の夕食で疑似(ぎじ)晩酌。そのとき決まって食べるのが激辛料理です。
「仕事が立て込んでいて翌日に疲れを残せないときは、ノンアル飲料と、唐辛子か麻辣(マーラー)、辛みそなどで味付けした料理です。激辛スナックのときもありますね」
もともと辛いものが大好きとのことですが、アルコールを飲めないときには代わりに辛さで“酔って”いるのだとか。
「毛穴が開くくらい辛いものを食べると、何だか爽快感を味わえるので」。
この日は市販のもつ煮込みを、一味唐辛子とトマト缶、ニンニクで味付けし直し、ノンアルサワーとともに楽しみました。

また都内の広告代理店に勤める別の男性会社員(33歳)は、もともとアルコールを受け付けない体質。
以前は飲み会でお酒を頼まないのは自分だけ、ということもしばしばでしたが、最近は同世代や年下の同僚たち数人で飲みに行くと、メンバーの半数近くが全く飲まないか1杯だけ飲んで、後はソフトドリンク、ということが珍しくなくなったそう。
「お酒を好きじゃない人や全く飲めない人の割合が増えたわけではないのでしょうが、今の若者は無理してお酒を飲まなくなっているみたいですね」
とはいえ、お酒に合うおつまみは皆好んでよく食べ、中でも激辛メニューはやはり人気のひとつ。
「辛いものって、食べると体があったかくなってテンションが上がりますよね。冗舌にもなる気がするので飲み会にはぴったりです。僕自身は自宅にタバスコやラー油、一味唐辛子をストックしていて、夜中にカップ麺に辛い調味料を思いきり加えて食べる、なんてこともしています」
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