スマホ全盛時代には理解不能? 昔の電話、使えるまでに2年もかかっていた!
2021年4月20日
ライフかつてはどの家庭や電話ボックスにもあった分厚い電話帳ですが、今や利用者が激減しています。そんな電話帳と電話の歴史について、フリーライターの金平奈津子さんが解説します。
15年間で発行部数は99.7%減
NTT東日本(新宿区西新宿)とNTT西日本(大阪市)が発行する五十音順電話帳「ハローページ」が、約半年後の2021年10月以降に発行・配布する最終版をもって終了します。
2005(平成17)年には6500万部が発行されていたハローページは、携帯電話の普及によって、2020年には19万部(99.7%減)にまで落ち込みました。
また固定電話加入世帯も近年激減しているため、発行形態も変化しています。かつては全戸配布でしたが、2001年には希望制に転換。現在、配布を希望する世帯は加入世帯の3割程度にとどまっています。
もはや電話番号は「限られた人にしか教えない」という意識が世間に広がったことも影響しています。
一方、職業別電話用「タウンページ」はまだ需要があるようで、発行を継続するようです。かつてはタウンページの広告を見て業者を探すことは当たり前でしたが、いまだに需要があるとは驚きです。
かつて、そのページ数の多さから「電話帳のような分厚さ」という比喩表現も生まれましたが、その始まりは、とてもささやかなものでした。
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