『踊る大捜査線』は港区、『相棒』は千代田区! 東京23区で刑事ドラマの舞台になった区・ならない区を調べてみた

刑事ドラマは古くからの人気コンテンツとして知られていますが、舞台となった場所を調べて見ると興味深いことがわかりました。ライターのミゾロギ・ダイスケさんが解説します。


TVドラマの架空警察署、どこに多い?

 昭和期より多数制作されてきた1時間枠の連続刑事ドラマは、その大多数の舞台が千代田区です。霞が関にある警視庁(本庁)の捜査1課、もしくは架空の特別部署を描いた作品が多くを占めるというのが理由で、2021年1月~3月期に放送されているドラマのなかでは、次の作品がこれに該当します。

・綾瀬はるか主演『天国と地獄~サイコな2人~』(TBSテレビ)
・水谷豊主演『相棒season19』(テレビ朝日)
・香取慎吾主演『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレビ東京)
・内藤剛志主演『今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕』(テレビ東京)

 このような「本庁系」作品の次に多いのが、都内に実在する街を舞台とした架空の所轄署を描いた作品です。

 では、それらの作品に出てくる署は、どのエリアにある場合が多いのか? 区ごとに検証してみましょう。

『太陽にほえろ!』の若手刑事が走っていたのは?

●新宿区
 昭和刑事ドラマの代表作である石原裕次郎主演『太陽にほえろ!』(日本テレビ、1972年)は新宿にある「七曲署」が舞台で、西新宿の高層ビル街が毎回登場していました。

 また、

舘ひろし → 郷ひろみ → 水谷豊

と主演が交代した『刑事貴族』シリーズ(日本テレビ、1990年)も「代官署」という新宿区内の架空の署が描かれます。

「七曲」「代官」という地名は実在しませんが、北大路欣也主演『新宿警察』(フジテレビ、1975年)は、新宿の旧地名を冠した「角筈(つのはず)署」が舞台です。

 ほかに、片岡鶴太郎主演『ララバイ刑事』シリーズ(テレビ朝日、1991年)には「西新宿署」、伊藤英明&坂口憲二主演『ダブルス~二人の刑事』(テレビ朝日、2013年)には「新宿中央署」が登場します。

●渋谷区
 渋谷が舞台の作品はいずれも作風が異なります。「城西署」を描いた渡哲也主演『大都会』シリーズ(日本テレビ、1976年)は暴力描写の激しい内容ですが、「山手中央署」が登場する『はぐれ刑事純情派』(テレビ朝日、1988年)は藤田まこと主演の人情路線でした。

 陣内孝則主演『君の瞳をタイホする!』(フジテレビ、1988年)は、「道玄坂署」の刑事たちの恋愛を描いた内容で、佐々木蔵之介が「神南署」に属する主人公を演じた『ハンチョウ~神南署安積班~』(TBSテレビ、2009年)は20時台の放送でファミリー層を意識した刑事ドラマだと言えます。渋谷区には、それだけ多様性があるということかもしれません。

『踊る大捜査線』とかかわりが深い(画像:写真AC)

●港区
 緒形拳主演『六本木ダンディーおみやさん』(テレビ朝日、1987年)、水谷豊主演『ザ・刑事』(テレビ朝日、1990年)はともに「六本木署」、織田裕二主演『踊る大捜査線』(フジテレビ、1997年)は「湾岸署」の物語です。

 これらは、各テレビ局のお膝元である街のPRを兼ねた設定だと見られます。

『ハンチョウ』はスカイツリー人気に便乗?


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