コロナ就職難も怖くない? キャリア支援が分厚過ぎる「法政大学」とはどのような大学なのか
2020年5月10日
ライフMARCHの一角として知られる法政大学。同大は学生に対して厚いキャリア支援を行っていることで知られています。詳細について、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
大学設置は1920年4月
法政大学(千代田区富士見)はMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の中でも創立年が古い大学です。

私立大学として認可は、1920(大正9)年2月の早稲田大学(新宿区戸塚町)、慶応義塾大学(港区三田)に次いで、同年4月となっています。
今回は都内私立大学学の中でも有数の伝統校であり東京六大学の一員でもある、キャリア支援に力を注いでいる法政大学をご紹介していきます。
手厚いサポートで就職率が高い
本部を置く市ヶ谷には2000(平成12)年に完成した、都市型キャンパスの代表格でもある高さ122mの超高層ビルがあります。
そのビルには、法政大学初代教頭で明治初期に日本の法整備を進めたフランス人法律家、ギュスターヴ・エミール・ボアソナード・ド・フォンタラビーにちなみ、ボアソナード・タワーという名称がつけられています。

法政大学は近年、都心への回帰傾向を強めるとともに、学生への手厚いキャリア支援に力を入れています。2018年度卒業生を見ると、就職希望者の就職率は98.4%と高い結果を残しています(2019年4月調査時点)。なお、2018年度の来校企業は約3000社、求人件数は約1万9000件となっています。
本部のある市ヶ谷キャンパスのほかに、多摩キャンパス(町田市相原町)と小金井キャンパス(小金井市梶野町)にもキャリアセンターを設置し、全学部で分け隔てなく就職活動を支えています。
法政大学はMARCHのひとつとしてすでに全国的な知名度を誇っていますが、ここまで高い就職率実現につなげている背景には、早期のキャリア育成や、卒業生の力も借りるなど独自の取り組みがあります。

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