「スイーツ好きはお酒をあまり飲まない」ってホント? 東京のバイオベンチャーが発表

2019年1月7日

ライフ
ULM編集部

個人向け遺伝子解析サービスを手掛けるジーンクエストがこのたび、日本人の甘いものの好みに関する研究結果を発表しました。


約1万人の日本人を対象に実施

 お酒が弱くてあまり飲まない人は、甘いものが好き――。よく耳にするそんな「俗説」、実は正しいのかもしれません。

お酒が弱い人は、甘いものが好き?(画像:画像AC)

 個人向け遺伝子解析サービスを手掛けるバイオベンチャーのジーンクエスト(港区芝)はこのたび、日本人の甘いものとお酒に対する嗜好(しこう)に関する研究結果を発表しました。

 発表によると、日本人はお酒に弱いタイプの遺伝子多型(遺伝子を構成するDNA配列の個体差)を持ち、飲酒習慣が少ない人ほど、お菓子などの甘いものが好きな傾向にあると考えられるといいます。約1万人の日本人を対象に行われた研究によって判明しました。

 研究は、対象者が同社の個人向け遺伝子解析サービスを受ける際に、ウェブサイト上で自らの体の特徴などに関して答えたアンケート結果と、解析サービスの結果双方を使って行われました。

 その結果、お酒が弱い原因となる「rs671」という遺伝子多型と、甘いものに対する好みに強い相関性が見られたといいます。次に、対象者のアルコール摂取量を考慮して再解析したところ、ふたつの相関性に「飲酒習慣」が関係していることが分かったとのことです。

 これらの結果から、日本人はお酒に弱いタイプの遺伝子多型を持つ人が多く、飲酒習慣が少ない人ほど、甘いものを好む傾向が強くなると考えられることが分かりました。

遺伝子の世界は奥が深い(画像:写真AC)

 ちなみに今回の結果は、飲酒習慣のない人は甘いものを好む傾向が強いという「確定」ではなく、あくまでも、強いと「考えられる」といったレベルのもの。

「今回の結果は興味深いですが、その一方、『なぜそうなるのか』という人体の仕組みはまだ分かっておらず、調査対象者を広げても同じ傾向が見られるとは言い切れません。今後の研究で明らかにしていきたいと思っています」(ジーンクエスト)

 一連の研究は、ヘルスケアなどの生活習慣アドバイスに応用できる可能性があるとのことです。


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