志願者が大幅増 明治大「政治経済学部」が早大のプライド「政経」を飲み込む日
2020年2月2日
ライフMARCHの一角、明治大は一般入試やセンター利用入試での志願者が減少しているにもかかわらず、なぜか政治経済学部だけは増加しているといいます。いったいなぜでしょうか。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
受験生に人気の明治大、しかし志願者減
都内私立大の定員厳格化の影響で、早慶やMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)が敬遠され、安全志向が色濃くなっています。その余波は、MARCHの中でも全国的知名度を誇る明治大に及んでいます。
MARCHの中でも1~2位の受験者数を誇る明治大はここ数年の難化傾向を受け、一般入試やセンター利用入試での志願者が減少しています。このことからも、明治大を避ける動きが出ているのは間違いありません。

しかし、政治経済学部だけは前年度より志願者数が大幅に増加しているのです。いったいなぜでしょうか。
早大の政治経済学部の志願者は減少の一途
政治経済学部といえば、一般的に早大の看板学部かつ、私立文系の最高峰である「政経」として思い浮かべる人が多いでしょう。
早大の政治経済学部は定員厳格化の結果、以前よりも合格が難化しています。2017年度から2019年度までの入試のデータを見ると、一般入試とセンター利用入試の志願者数の合計は減少の一途をたどっています。

現時点で確定しているセンター利用入試の政治経済学部の志願者数は2297人と、ここ5年間で最低を記録しています。2020年度の一般入試の出願締め切りは2月4日(火)までですが、筆者がこの原稿を執筆している1月31日(金)時点で5522人となっており、出足が鈍い状態です。
これは早大の看板学部である政治経済学部の合格切符をつかみ取るのが難しいと判断した受験生が、早大を避けていると見るのが自然です。

New Article
新着記事
-
街歩きや散歩で大切なことはすべてNHK『たんけんぼくのまち』が教えてくれた
2021年4月17日
-
オリンピック選手を数多く輩出 日本初の女子体育教師養成学校「東京女子体育大学」とはどのような大学なのか
2021年4月11日
-
全校児童10人未満……群馬の田舎で育った25歳女性が「東京も地元も変わらない」と悟った理由【連載】上京女子物語(1)
2021年4月11日
-
大人気「NiziU」と『ヒプマイ』に意外な共通点 最新ヒットに欠かせない「2つの法則」とは?
2021年4月11日
-
【東京出身タレント名鑑】一発屋じゃなかった? タメ口芸人フワちゃん(八王子市)が今もテレビに出突っ張りのワケ
2021年4月11日
Weekly Ranking
ランキング
- 知る!
TOKYO - お出かけ
- ライフ
- オリジナル
漫画