「どうして……目も鼻もない」 夜道で見つけた重症のサビ猫は、どうやって「完治」を遂げたのか

住宅街の夜道で見つけた、ゆらゆらと動く黒い物体。どうやら猫のようだけど、顔には目や鼻が見当たらない……。東京キャットガーディアン代表の山本葉子さんが体験した壮絶なレスキュー劇。でもどうかご安心ください。この猫ちゃんは、最後にはちゃんと“幸せ”になります。


壮絶レスキューの一部始終

 行き場のない猫の保護やケアや里親を探す活動をする団体(東京キャットガーディアン)が、私の職場です。

 これはその団体を始める少し前の、でも今頃の季節のお話。

※ ※ ※

 台風がいくつか過ぎた後、穏やかな秋の気配は数日足らずで終わって急に寒くなりました。上着なしではとてもいられないほど。

 仕事が終了して帰りがけにちょっと外食して、お腹もいっぱいいい気分で自宅近くまで歩いて来て、変わった動きをしているものに気がつきました。

 住宅街のさして広くない道。等間隔に並ぶ街灯のちょうど真ん中あたりの地面を、ふわふわゆらゆら黒いものが不規則に移動しています。

「なんだろ?」

 目を凝らしてみる。

「あ、ぶつかった」

 揺れながら動いているそれは、木の塀に勢いよく衝突しました。大きな音がします。

「ね……こ?」

 心配になって駆け寄りました。その途端に黒っぽい影が反対方向へ向かいます。

 近寄る、逃げる、一歩進む、下がる。何回か繰り返してるうちに、自分の足音に反応しているような気がして、思い切って靴を脱ぎました。

目も鼻も見つからない顔面


【画像】筆者が保護したサビ猫たち(8枚)

画像ギャラリー

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