混迷極まるコロナ禍の「私大受験戦争」 志願者数が増えた大学・学部は?【MARCH編】
2021年1月22日
ライフコロナ禍と大学入学共通テストの初導入で混迷が予想される2021年度の私大入試。東京の私大志願者の動向について、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。
センター試験利用入試が引き継がれ
センター試験の後継となる「大学入学共通テスト」が2021年1月16日(土)と17日(日)の両日、行われました。
また、新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校の措置を受け、1月30日と31日を第2日程として設置。同日程を諸事情で受けられない受験生には、特例追試験(会場:東京芸術大学と神戸大学)が2月13日と14日に実施されます。
この大学入学共通テストを使って合格を狙う大学入学共通テスト利用入試は、試験前までに出願を行わなければならない大学が大半なため、「この程度の点数は取れる」とこれまでの模試結果を踏まえて、大学を選ぶ必要があります。強気に出るか、それとも安全志向かは、受験生と保護者の心理戦ともいえます。
都内に若者が集中することを避けるため、近年は私立大学の入学定員管理が厳格化され、一般入試突破が難化。これを避けるために安全志向が加速してきました。
結果、有名大学群であるMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)は軒並み志願者数を減らし、2021年は安全志向だけでなく、コロナ禍による東京回避の動きも加わっています。

今回は大学入学共通テスト利用入試の志願者動向から、都内の私立大学について見ていきます。

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