なぜ私たちはイベントに夢中になるのか? 「コロナで中止」の今こそ考えよう
2020年3月20日
ライフ新型ウイルスの感染防止のためイベント自粛が相次ぎ、街なかに閉塞感がただようなか、人気イベントプロデューサーのテリー植田さんが自身の「イベント哲学」を展開。自粛時こそイベントについて考える良いチャンスだと言います。いったいなぜでしょうか。
日本全国で相次ぐイベント中止
イベントプロデューサーのテリー植田です。
私はイベントの企画やプロデュース、司会を本業としており、企業や自治体と連携したイベントの企画やファンコミュニティーのイベント、売り場の企画をやっています。
現在、世界中が「コロナショック」に陥っています。感染防止策が明確でなく不安が続く中、新型コロナウイルス感染拡大の影響で「イベント中止・延期」が相次いでいるのは皆さんご承知だと思います。

イベントを主催する会場や企業、団体、アーティスト、出演者、関係者は失う物が大きすぎて大打撃を受けています。
ご存じの通り、スポーツは大相撲が無観客開催になり、選抜高校野球は中止、プロ野球の開幕も延期になりました。日本人アーティストだけでなく外国人アーティストの来日公演も次々とキャンセルになっています。
エンターテインメントに関わるイベント会場、劇場だけでなく、飲食店、ホテル、交通機関、旅行会社など観光関係も経験のない打撃を受けています。
東京では、宴会をともなう花見の自粛が要請され、東京オリンピックの開催も危ぶまれている状況です。コロナショックの長期化が懸念されている中でも、大阪市は花見の自粛要請はしないとの発表がありましたが、行き先不安な状況に変わりはありません。
今こそイベントの「意義」を考える
こんなときだからこそイベントプロデューサーとして、イベントの「意義」を今一度考え見つめてみたいと思い、この記事を書いています。

イベント中止が相次いで、これほど世の中で「イベント」が注目されたことはないかもしれません。
ウイルス感染の場合、イベントの主催側もイベントに参加する側もいろんなリスクが発生します。イベントを開催しても中止にしても、タイミングによっては批判されます。

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