深刻化するコロナ不況も 都内私立中の「志願者数」が大して減らないワケ

近年上昇傾向が続く都内の「私立中学進学率」。2020年に端を発したコロナ禍は同データにどのような影響を与えるのでしょうか。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


進学率上昇も、膨れ上がる家庭の教育費

 政府が1都3県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)に対して2021年1月7日(木)、緊急事態宣言を再発令しました。実施期間は1月8日(金)から2月7日(日)まで。そんな例年とは異なる緊張感が漂うなか、都内の中学受験は2月1日(月)から始まります。

受験表のイメージ(画像:写真AC)

 近年、東京都の公立小学校を卒業した児童の「私立中学進学率」は上昇傾向が続いています。

 東京都教育委員会が2020年10月に公表した「令和2年度 公立学校統計調査報告書」によると、2019年度の公立小学校卒業生のうち、都内の私立中学への進学率は18.4%と、前年度より0.5%増増加。特に進学率の高い文京区は43.6%、港区は40.2%と、中学受験が珍しくない状態になっています。

 さらに都立中高一貫校や難関女子の豊島岡女子学園(豊島区東池袋)などが2022年度から高校募集停止を表明していることからも、教育熱心な家庭を中心に、中学受験への熱は今後高まると考えられます。

 その反面、中学受験はインターネット上で「課金ゲーム」とやゆされるほど費用がかかるのも事実です。

 中学受験は小学3年生の2月から塾に通い始め、3年後の本番に備えるルートが主流とされていますが、最近は教室の空きに余裕がある低学年からの入塾も珍しくありません。月謝のほかにも季節講習会は別途費用がかかることで、教育費は進級するにつれて膨れ上がり、家計への負担は相当なものとなっています。

近県にある私立中学の志願者数の変化


【データ】東京の「私立中学進学率」を見る

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