意外な組み合わせ? TOKYO FMの大株主になぜか「東海大学」の名があるワケ
2021年1月21日
ライフ東京を彩るラジオ放送。そのなかでももっとも東京色が強いのが「TOKYO FM」です。そんな同局の歴史について、フリーライターの真砂町金助さんが解説します。
東京らしさが強い「TOKYO FM」
新型コロナの感染拡大で、ラジオへの注目が集まっています。テレビ番組の多くがゲストのリモート出演体制を選択したため、以前に比べたらだいぶ良くなったものの、番組内には微妙な間や空気感がいまだに漂っています。それに対して、声だけのラジオはそのような問題は生じません。
いずれにせよ、多くのラジオ局はインターネットによる番組配信を行っているため、「テレビも映画もYouTubeももう飽きたからラジオでも聞こうかな」と簡単に行動に移せるのは魅力的なことでしょう。
さて、地方から上京した人が「都会を感じるポイント」のひとつに、聞けるラジオ局の多さがあります。今でこそFM放送局は地方で増えていますが、1990年代まではどこでもNHKと民放が1局程度。それが上京したらどうでしょう。地方ではありえないような軽快なトークを絡めながら、最新ナンバーや洋楽が24時間楽しめるではないですか……。
とりわけ、「東京感」が強かったのが「TOKYO FM」です。

なにしろ「渋谷スペイン坂スタジオからお送りしています~」という一言は、上京したばかりの若者をしびれさせるのに十分でした。そのスペイン坂スタジオも、入居していた渋谷パルコの建て替えで2016年8月に閉鎖となりましたが、都会を感じさせてくれたもののひとつとして、多くの人に記憶されているでしょう。
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