テレワークの大敵「お布団」の誘惑に負けそうな人たちがひそかに集まる、練馬の「作業カフェ」とは【連載】東京・居場所さがし(10)
2020年12月9日
ライフ約1400万人もの人が住んでいるのに、ほとんど交わることのない東京は「孤独」を感じやすい街といえるでしょう。たったひとり暮らす大都会で、どうすれば自分の居場所を見つけられるのか。漫画家でイラストレーターのいしいまきさんが「脱ひとりぼっち」の方法を模索します。
定期的に主催する「作業カフェ」
「もくもく作業カフェ」というイベントをはじめました。ひとりでは作業するのがおっくうな人のための互助会のようなものです。場所は江古田駅5分のイベントバー「moja2」(練馬区栄町)。
わたし(いしいまき、漫画家)がこのイベントをやろうと思ったきっかけのひとつは、シンプルに言えば「コワーキングスペース代の節約」です。
イベントバーで、1日だけ自分の自由に店を切り盛りする「1日店長」をやれば場所代なしでイベントが開けるのです。
以前住んでいた場所の近くには、無料で使える図書館内にコワーキングスペースがあったのですが、2020年に入って引っ越しをして以来、“仕事場難民”になってしまいました。
漫画家の仕事はひとり作業が少なくありません。ですから、やるもやらないも自分の気合次第のようなところがあります。切羽詰まったら家で仕事するのですが、そこまでではない場合、家にはお布団という最大にして最強の誘惑が存在するのですよね。

わたしは意志が弱いので誘惑に負けることもしばしば。自己嫌悪に陥ってしまいます。コロナ以降リモートワークになって家で仕事をする大変さに直面している人もいるのではないでしょうか。
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