【データは語る】渦中のGoToキャンペーン、実は「10代」が最も意欲的だったワケ
2020年11月21日
ライフ新型コロナ禍の支援策として政府が打ち出した「GoToキャンペーン」。新型コロナウイルス第3波の本格的な到来前に行ったアンケート調査では、各年代のうち「利用したい」と答えた割合が最も多かったのは10代でした。一体なぜなのでしょうか。TesTeeトレンド分析担当の橿村芽久未さんが解説します。
「高級プラン」報道ばかりが先行し……
菅義偉首相は2020年11月21日(土)、7月22日(水)からスタートしていた「GoToトラベル」キャンペーンについて、新規予約を一時停止するなどの措置をとると発表しました。この措置以前に、キャンペーンは国民にどのように受け止められていたのでしょうか。10月に実施したアンケート調査から読み解きます。
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「GoToトラベル」キャンペーンは、国内旅行者の宿泊料金、移動費、食費や買い物、観光などの費用を割引することによって地方のビジネス活性化を図ろうと創出された政策です。
キャンペーン当初は東京発着の旅行は対象外で、10月1日(木)から東京もキャンペーン対象となっていました。そして、東京都と東京観光財団は東京都独自の上乗せ支援策「もっとTokyo」を10月9日(金)に公表。そこから参加する旅行事業者や宿泊事業者の公募が開始されていました。

これを受け当時テレビなどもしきりに「お得なプラン」を紹介していましたが、取り上げられるのは、通常1泊数万円から10万円以上もする高級ホテルが半額以下で泊まれる、といった割引幅の大きい、額面の大きい事例が中心。
そのため「GoToってお金持ちのためのキャンペーンなのかな」「もともと金銭的に余裕がないと利用しようと思わないかも」といった意見もちらほら。
大人世代が優雅に近場旅行を楽しむもの、というイメージを持った人も少なくなかったようです。
しかし実際に調査をしてみると、このGoToを最も「利用したい」と考えているのは意外にも10代だということが明らかになりました。一体なぜなのでしょうか。

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