YouTuberに「感謝」と「ねぎらい」を感じる、10~20代の独特な「心理特性」
2020年10月25日
ライフYouTubeを「毎日利用している」10・20代は過半数。なぜ若者はYouTubeにハマるのか? テレビと何が違うのか? 若者を対象とした調査を行うTesTeeトレンド分析担当の橿村芽久未さんが、アンケート調査の結果からその理由を読み解きます。
誰にも情報発信の機会が与えられた時代
2020年上半期、話題になったテレビドラマのひとつに『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)がありました。
2000(平成12)年前後のJポップ界で人気の頂点を極めた歌手・浜崎あゆみの自伝的小説をドラマ化した同作。
第1話冒頭でまだ少女のあゆが「わたし、東京に行く。東京に行って、夢をかなえる」と宣言して上京するシーンが象徴するように、かつて日本において「有名になる」「アーティストになる」という夢をかなえるためには、何をおいてもまずは東京へ出ることが必須条件でした。
しかし2020年現在、在住地や外見の美醜によって「有名になれる・なれない」を左右される時代は過ぎ去ろうとしています。言わずもがな、YouTubeやTikTokなどネット上のプラットフォームが整い、誰にも等しく情報発信の機会が与えられるようになったからです。
若者がYouTubeを選ぶ「世代特性」とは
テレビを付けていても、YouTuber(ユーチューバー)の動画紹介や実際テレビ番組に出演している姿を見掛けない日はない昨今。その勢いや影響力は今や、若者世代に限って言えば既存メディアの代表格であるテレビそのものをも凌駕(りょうが)するほど。

実際、若者はどの程度YouTubeを見ていて、どのような点に魅力を感じているのでしょうか?
若年層のトレンド調査を行い情報発信している「TesTeeLab」(運営・テスティー、中央区日本橋兜町)のアンケート結果を読み解くと、YouTubeの人気理由だけでなく、今まさにテレビが直面している「テレビ離れ」の要因の一端までもが垣間見えてきます。

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