23日公開『コンフィデンスマンJP』 東京にもかつて、笑えて泣けるコンフィデンスマンたちが実在した
2020年7月4日
ライフ7月23日、映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』がいよいよ公開されます。それを記念して、過去に東京を騒がせたコンフィデンスマン(信用詐欺師)の歴史を振り返ります。解説するのは、ライターの橘真一さんです。
東京に出没した“痛いコンフィデンスマン”
2019年5月に公開された映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』の第2弾にあたる『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が、2020年7月23日(木)にいよいよ公開されます。

フジテレビ系のテレビドラマから始まったこのシリーズで、 「コンフィデンスマン」なる言葉は「信用詐欺師」という日本語で説明されています。
作中、ダー子(長澤まさみ)ら華麗なるコンフィデンスマンたちは、ずる賢い手段で大金を稼ぐ人物に近づき、何者かになりすまし、十分に信用させた上で、痛快にお金をだまし取ります。
しかし、それはあくまでフィクションのなかでのお話です。
現実世界のコンフィデンスマンは、ドラマや映画のように華麗でも痛快でもありません。そもそも詐欺は犯罪です。ここでは、過去に東京の街に出没した、痛いコンフィデンスマンの例をいくつか挙げたいと思います。
チャールズ皇太子のいとこを自称する日本人
プロフィルを誇張する人はいつの時代にもいるものですが、それをあり得ないレベルに盛って盛って盛りまくり、女性をだました結婚詐欺師がいました。

1982(昭和57)年、金髪でサングラスをかけ、欧米の軍人風の制服を着用した男が、都内に住む51歳の女性・Aさんに接近します。
男は片言の日本語を話す外国人のような口調で、
「ワタシノー、ナマーエワー、“プリンス・ジョナ・クヒオ”デス」
と名乗り、その上で、自身の驚きのプロフィルを明かしたのです。

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