人気アイドル「ラストライブ会場」を巡る考察 キャンディーズは後楽園球場、嵐はどうなる?
2020年8月13日
ライフ人気アイドルグループの解散ライブは、いつも都内の大会場で行われているようなイメージがあります。しかし実のところ、そうでもないようです。ライターの橘真一さんが解説します。
アイドルのラストコンサートはどんな会場で?
通常、トップアイドルの引退や人気グループの解散・活動休止となれば、最後に大会場でコンサートを行うのが定石です。
ところが、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年いっぱいで活動休止予定である嵐は、ラストコンサートの予定が明確になっていません。
春に予定され延期になった『アラフェス 2020 at 国立競技場』がもし秋以降に開催されれば、それが嵐にとって事実上のラストコンサートになる可能性もあります。
フルに観客を入れての開催は難しいにしても、新しい国立競技場(新宿区霞ヶ丘町)は嵐の最後の舞台にふさわしい大会場でしょう。
さて、ここでは嵐に限らず、すべてのコンサートが通常の形式で行われるような社会に戻ることを祈りつつ、過去のアイドルのラストコンサートがどんな会場で行われたかについて検証します(グループアイドルの卒業公演を除く)。
70年代二大アイドルの後楽園球場公演
実は、全面改築される前の旧国立競技場において、アイドルのラストコンサートの開催歴はゼロです。
そもそも、コンサート開催が認められたのは1985(昭和60)年から。
その後も年間の開催回数に制限があったことに加え、解散、引退の付加価値があっても6万人以上収容の国立競技場を満員にするのは容易ではなかったからでしょう。
国立競技場解禁まで、首都圏最大のコンサート会場は後楽園球場(文京区後楽)でした。

ここでは1970年代の二大女性アイドルグループであるキャンディーズ(1978年)とピンク・レディー(1981年)がラストコンサートを開いています。
ただし、それは明暗が分かれ、女性アイドル初のスタジアム公演となったキャンディーズは絶頂期の解散だったため、会場は超満員だったものの、ピンク・レディーは人気のピークが過ぎており、空席が目立つ結果となりました。

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