東京都全体のわずか3% 山手線内側エリアこそ真の「都心」と呼ぶべき存在か
2020年10月11日
ライフレジャー情報や不動産情報などでよく使われる「都心」という言葉。東京の意外に知られていない都心の“核心”について、住宅評論家の櫻井幸雄さんが解説します。
近年広がり続ける「都心」
近年、「都心」が広まっています。
大阪でも中心部は都心と呼ばれ、福岡、札幌、広島、仙台、金沢でも中心地を都心と呼ぶことがあり……。「えっ、都心は東京だけのものではないの?」と言いたくなりますが、本来の意味で言えば、都心は「都会の中心エリア」を示す言葉。だから、東京以外の大都市の中心地を都心と呼んでも間違いではありません。
それでも大阪市より人口が多い横浜市では、横浜駅から関内駅周辺を都心と呼ぶことはないので、「都心は東京のもの」という意識は多くの人の心にあるのでしょう。
そんな東京の「都心」ですが、こちらも近年広まっています。

かつては、都心3区(千代田区、中央区、港区)が都心でしたが、それに新宿と渋谷区が加わって、都心5区に。さらに文京区が加わって都心6区となりました(渋谷区の代わりに台東区を入れることも)。
「それなら目黒区と品川区も入れるべきでしょう」と2区を加えて都心8区……さらに、都心10区という区分けも生じて「都心」が広がっているわけです。
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